爆豪の想い ページ38
爆豪目線
あいつが好きになるのは、絶対俺だと思ってた。
★
家庭訪問が終わった後、俺は自室のベッドの上に寝転がりながら雑誌を読んでいた。
しかしそれも飽き、顔に雑誌を被せる。
視界は雑誌の写真や文字で埋め尽くされ、すこし暗い。
このまま寝てしまいそうだ。
うとうととしていると、トントンとドアからノックがした。
しかし、このノックはババアのものではない。
それに「勝己…」と声が聞こえる
ガキの頃から聞いていた声
大きくはないけれどハキハキとした聞き取りやすい声
俺は部屋のドアを開ける
「…なんで来たんだよ。A。」
『勝己に言いたいことあって…』
仕方なく部屋に入れるとAは『お邪魔します』と言いながら部屋に入り、ベッドに座りだした。
俺もその隣に座る。
『まず…さ…。林間合宿のことなんだけど…。無事でよかった…です。』
「はっ…なんで敬語なんだよ」
『ごめん。』
こいつがこんな悲しそうな顔をしているとき、調子が狂う。
『私とヴィランのこと相澤先生から聞いてる？』
「聞いてるに決まってんだろ。」
『そっか…じゃあ話が早いや。…相澤先生とか皆は私のせいじゃないって言ってくれてるんだけど…やっぱりそんな気がしなくて…』
こうやって相手のことばっか気にしちまうこいつの性格に腹が立つ
『だから、学校で会うよりも先に会って謝りたいなって思って…』
『ほんと、ごめんなさい。』
こうやって真剣な顔をして謝ってくるところも気にくわねぇ。
『ヴィランに捕まったって聞いたとき、私、何も出来なくて…』
うるせぇ
『そんな自分が嫌で…』
いいから
『だから！！』
「ちょっと黙れ！！！！」
ベッドがきしんだ。
俺の下にAがいる。
俺がAを押し倒している。
Aの髪の毛が広がり、前髪も上がっている。
額が丸見えで、もちろんこめかみの上にある角の根元までくっきり見える
『かつ…き…？』
杏色の頬に潤んだ目、プルっとした唇
はだけた服にスカートから見えそうな下着
掴んでいたAの腕をより一層きつく掴んだ。
すると『いたっ』と声を上げる。
「…てめぇは、俺のこと全然わかってねーよ。」
『…え？』
Aは一瞬考えたあと、
『全然なんかじゃない！だって私達何年一緒に居たと…』
そんなことを言った。
「…じゃぁ、俺がAを好きだってこと知らなかっただろ。」
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
