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※上鳴目線
『あれ？二人ともどうしたの？忘れ物？』
切島と轟…？
…なんで？あの二人が…
まさか！？
「本当は…鬼沢に言うつもり無かったんだけどよぉ…」
切島は後頭部をポリポリと掻くと、俺がまさかと思っていたことを言い出した。
「俺と轟は、爆豪を助けに行く。」
「もしかしたら緑谷も来るかも知れねぇ。」
黙っていた轟も口を開いた。
「鬼沢、爆豪が攫われて悔しかったよな。」
そりゃ悔しいだろ。悔しくて悔しくて…たまらないに決まってるだろ！！
「今はどうかわかんねぇけど、鬼沢が狙われていることを十分承知のうえで言う。俺達と一緒に助けに行かねぇか？」
ベッドに座っていた鬼沢は、シーツをきつく握った。
『勝己が…どこにいるとかわかるの…？』
「…八百万がヴィランに発信器を取り付けていたんだ。その受信デバイスを持ってるから、それを創ってもらう。」
面白半分で言っているようには見えない。
鬼沢…！ダメだ！
「鬼沢…どうだ？」
ふぅ…と息を調えると、二人を見つめて鬼沢は言った。
『行かないよ。』
二人とも目をまるくしている。多分“行く”って言うと思ったのだろう。
俺は逆に安心している。
『今も狙われているかも知れない。もし狙われているなら足手まといになるし…』
『ある人から…“行くな”って言われたから。私は行かない。』
それって…
林間合宿のことを思い出す。
“っ！行くなっ！”
俺のこと…？
全身が熱くなった。
嬉しいような、恥ずかしいような
『それに今日退院で外でお父さんが車で待ってるの。』と言うと二人は納得してくれた。
「話聞いてくれてありがとよ。じゃ、また学校でな。」
そう言った切島。
二人は病室から出ていこうとする。
俺は近くの植木鉢の後ろに隠れた。
そして、その二人に追うように鬼沢は言った。
『…私は、助けに行くの止めた方がいいと思う。』
そう言うと轟は「もう決めたことだ」とドアを閉めた。
二人とも俺に気づかないでエレベーターの方へと行ってしまった。
そして、病室からは「もう出て来ていいんじゃない？」と鬼沢の声がした
「ね、上鳴。」
い、
いつからきづいてたんだぁぁぁぁああ！？
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マルこう - うわああああ！！本当にいい作品でした！ありがとうございます！！！ (2021年9月13日 17時) (
レス) id: d0881c87cf (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» こちらこそイラストありがとうございました！！今、テンション上がってて最高です！本当にありがとうございます！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 焼き肉さん» ありがとうございます！自分が書いたイラストが載っててちょっと慣れないですけど、嬉しいです！笑 (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
焼き肉(プロフ) - あんさん» すみません！メッセージにお返事を書かせていただきました！ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 9fb1550a34 (このIDを非表示/違反報告)
あん(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主さんのイラストを書かせてもらったのですが、Twitterなどでお渡しってできますか…？ (2019年8月17日 21時) (レス) id: 36619689e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：焼き肉 | 作成日時：2018年2月25日 12時
