【ハイキュー!!】 メガネ男子×ヘッドフォン女子 ４ 【月島蛍】

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友梨佳たちが体育の先生に連れていかれてから、


ここはまるで先ほどのことが嘘かのように


静まり返っていた


ただ、みんなの荒い息と、冷たい視線が告げられるだけ―――――


？？？「って、吉田―――――っ」


この声は……誰……？


私は薄暗いこの部屋から、ドアの向こうの明るい世界を見た


そこにはよく見れば蛍以外に、


バレー部のみんながいた


って、もしかしてみんな、私を探してくれたのかな……？


なんだか悪いや……


・


てか思えば私……あの男子たちに制服脱がされて、


今下の下着しか着てないんだっけ……？


私は咄嗟に胸を腕を組んで隠した


それからうつむいて唇をかんだ


・


ホント、こんな姿なんて見せたくなかったんだ……


やられるなら、別に蛍に見られなければ、


やられたってよかった


それから素知らぬふりをして、蛍の前でさっき喧嘩したことを謝って、


また１からやり直せばよかった話だし……


って、蛍はあの喧嘩のこと、許してくれるか分からないけど……


でも――――――


本当に恥ずかしいし……蛍以外の人とキスしているとこなんて、


蛍に見せたくなかった――――――


私は悔いと羞恥で涙が溢れてきた


それに、蛍も多分、呆れて今、立ち止ってるんだよね……？


あぁ……もう、私……蛍とこれからやっていける気なんてしないよ……っ


・


・


・


そんな無言の時間が流れようとしたとき、


「Aちゃん……っ」と柔らかくて、


聞き慣れている声が聞こえた


ふっと涙をこらえて前を向くと、


潔子ちゃんが体育館倉庫に入ってきて、


私の近くに落ちていたワイシャツを私の肩にかけて、


胸を隠すかのようにワイシャツのボタンのついている裾を


左右重ねるようにした


清水「……Aちゃんは私が保健室に連れていくから……


男子は第一体育館に戻ってて……？」


月島「でも……僕―――っ！」


清水「……月島くんさ、もっとAちゃんのこと


傷つけたいの……？ 嫌なら今すぐここから離れて……？」


月島「す、すいません……」


そう言うや、ぞろぞろと体育館倉庫の入口にいた


バレー部のみんなはここから離れていった――――――

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