171 LINE 2 (月島side) ページ39
あぁ……僕、なに言ってんだろ……っ////
・
僕がそうして、数秒視線を逸らした時だった―――――
・
・
カラン――――……
・
月島「A……？」
何かが落ちて、転がっていく音がして、
僕はAの方を見た
そこには放心して、ゆっくりと肩で息をしているAが―――――
それに、確かAが持っていたケータイが、
Aの足元よりも少し先にあった
多分、これがさっきの音の正体だと思う
月島「てか、さっきA、ケータイ傷つくって
怒ってたのに……
今度はどうしちゃったわけ……？」
僕はそういって、左足を少し引いて、
つま先で立ってかがむと、Aのケータイを腕を伸ばしてとった
それから、その場にストン、と腰を下ろしてから、
Aの手にケータイを握らせた
その手が、ほんのりと熱を帯びていた
月島「あれ……？ また、熱とか出ちゃった……？」
そう言って、僕がAの髪を手の甲でかき上げて
額に手を当てようとしたとき、
Aは僕の手を払って、更には顔を左にそらした
月島「え……？」
A「『え？』じゃないよ……
てか、蛍、色々と反則なんだから……っ////」
月島「は、反則……？」
ごめん……僕、全くAの言っていることが……
でも、Aの顔、すっごく赤いし……
ホント、どうしちゃったんだろ……
A「って、そんなことはいいからさっ！
なんで急にLINEの垢登録を？」
Aは余程話を変えたかったのか、
ちょっと震えた声で、慌てて言ったような感じがした
それに、顔、背けたまんまだし……
月島「なんでって……
普通、付き合ってるんだったら、これからデートとか
したとき、待ち合わせとかで必要でしょ？
それと、昨日も僕が最初から教室だけでは
僕に話したら、他の女子が「ギャーギャー」って言うから
ダメだよ？ とか、先に言えたと思うし……」
あー、もう、すっごくハズいわ……///
だけど、長い髪をいいことに表情を見せないA―――――
僕はそのまま無言で、
Aの耳に右側の髪を指でとかしながら、かけた
でも、一瞬ふぃっと視線をそらすAの右頬に手を添えた
そうして目を合わせてAを見たんだけど――――――
そこには、すっごく頬を真っ赤にしたAがいた―――――――
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風歌→ふーが(プロフ) - お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦いさん» ありがとうございます！これからも頑張って更新していこうと思います！！ (2015年1月14日 17時) (
レス) id: 356e3e35bd (このIDを非表示/違反報告)
お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦い - ツッキーをここまでイケメンに書けるとは… ただ者じゃあないですね← すごい面白いです！更新頑張ってください！ (2015年1月14日 16時) (レス) id: f0bdafb7e4 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» いえいえ (2014年8月17日 21時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
風歌→ふーが(プロフ) - cotyledonsさん» ほ、本当だ....！ ありがとうございます！！！ (2014年8月17日 20時) (レス) id: 2864ec9675 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» そうなんですか〜ちなみに忠もパート2あたりで僕になってた気がします。何度もすみませんorz (2014年8月17日 19時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＠風歌→ふーが | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/hu-ga/
作成日時：2014年7月10日 20時
