【ハイキュー!!】 メガネ男子×ヘッドフォン女子 ４ 【月島蛍】

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次の日の朝―――――


昨日のことを学んで、私は蛍の横を無言で通り過ぎて、席についた


だけど、やっぱり蛍のことを見たくて――――


私は頬杖と付きながら、振り向いて、斜め後ろの蛍を見た


蛍はヘッドフォンをしたまま、窓の外から私に視線を移すと、


フッと、あのいつものはにかむような笑顔で見られて、


私はドキっとして、すぐさま前を見た


そんな時、学校が始まる8時半のチャイムと同時に、


担任が教室に入ってきた


担任「おーい、席につけー」


いつもの、決まりきった台詞―――――


私はこの台詞を聞いてから、ワザと抗議するかのように、


机に曲げた右腕の上に、伸ばした左腕を置き、


その上につっぷした


それから、ザワザワと声を立てながら、


クラスの奴らは席に座りだした


担任「えーっとなぁ、まぁ、お前らにはあんまり関係ないけど、


隣のクラスの雅が転校することになった


なんか急な家庭の事情らしい……


それと、1組の浜田と、4組の藤田、8組の黒澤と本田も


昨日で転校した


まぁ、ちょっとした理由はあるけど、俺からは言えないから


ま、そういうことだから―――――


―――てことで、ホームルームはじめっぞー」


そう言って、担任は生徒の出席をつける黒い、


教師がよく持っている冊子？みたいなものを、


教卓に立て、その薄い厚さの上に腕を置くと、


「はぁ」とため息をついた


だけど、友梨佳は高校でも結構有名だった美少女ちゃん


だから、普通に考えて、男子たちが黙っているはずなくて―――――


男子モブ１「えっ！？ 雅さんが転校って……


先生！ なんでですかっ！？」


担任「それは、俺から言えないからっ！


ま、せいぜい適当に考えとけっ！


というか、今日は俺が日直するから！


男子はみんな黙れー！！！」


そう言って、朝のSHRは始まったけど……


もちろん、私はわかってる―――――


というか、昨日の職員会議と、


その先生の冷たい視線から、


友梨佳たちはそうせざるを得なかったんだと思う……


それに、私は蛍の方を見て、


アイコンタクトをちょっと取りたかったけど、


なぜか泣きそうになっていた私の顔を見せるわけにもいかず、


私はその場でいつもより一層空気のように、


気配をけして、机に伏せていた―――――――

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