155 戻ろっか ページ23
A「蛍……っ、もう大丈夫だよ…?
というか、全部着た……////」
そう言うや、蛍は大きなため息をついて、こちらを振り向いた
それから、後頭部をポリポリとかくと、
恥ずかしそうに視線を逸らした
月島「……てか、僕の方こそごめん……
その……なんていうか……さっきあんな目にあったばっかりなのに……
無理やりさせちゃって……」
A「え……無理やりだなんて……
てか、別に私、蛍にあんな奴らのこと忘れられるくらいのキス……
してもらったから……////
こっちがお礼したいってか……/////」
月島「そんなすぐに忘れられるわけないじゃん……」
そう言って、蛍は私をそっと抱きしめた
月島「思い出したり、怖くなったりしたら、
すぐ僕のトコに来て……?
な、慰めてあげるから……っ
というか、絶対一人で泣いたりとか、しないでよね……っ」
A「わ、わかったよ……?」
そう言って、私は蛍の腰のあたりに腕を回した
それから、これが今は最後だ、と言い聞かせるように
お互いきつく抱きしめ、すぅっと息を吸った
それから、蛍は腕を離し、代わりに手をさし出してきた
月島「……じゃ、荷物も多分体育館にあるし、
ちょっと部活に戻ろっか」
A「そ、そうだね」
私はベッドから足をだして、上靴を履いてから、
カーテンを開け、横でカーテンをまとめた
それから布団をきれいにしてから、
私は蛍の手に、軽く手をのせた
だけど、そんなのは安易に指を絡められた
私はその手を見つめてから、上を見て、
ふふっ、と蛍の顔を見て笑った
蛍は一瞬口を歪ませ、頬を赤く染めると、
くるっと前を向いて私の腕を引っ張って言った
月島「い、いぅよ……っ////」
A「へ? 今、『行くよ』って言おうとして噛んだ?w
蛍……可愛いっ////」
月島「〜〜〜っ///
う、うるさいっ……////
てか、い・く・よっ!」
A「分かってるっt―――――っ!?」
私がケラケラと笑っていると、
蛍は振り向いて私の首筋から顔にかけて手を添えると、
いきなりキスをしてきた
A「なっ……!?////」
月島「し、仕返し……っ////」
そう言って、蛍はつないだ手に更に力を込めると、
体育館に向かって歩き出した――――――――
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風歌→ふーが(プロフ) - お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦いさん» ありがとうございます!これからも頑張って更新していこうと思います!! (2015年1月14日 17時) (レス) id: 356e3e35bd (このIDを非表示/違反報告)
お餅食べた後にオンレジジュース飲むと苦い - ツッキーをここまでイケメンに書けるとは… ただ者じゃあないですね← すごい面白いです!更新頑張ってください! (2015年1月14日 16時) (レス) id: f0bdafb7e4 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» いえいえ (2014年8月17日 21時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
風歌→ふーが(プロフ) - cotyledonsさん» ほ、本当だ....! ありがとうございます!!! (2014年8月17日 20時) (レス) id: 2864ec9675 (このIDを非表示/違反報告)
cotyledons(プロフ) - 風歌→ふーがさん» そうなんですか〜ちなみに忠もパート2あたりで僕になってた気がします。何度もすみませんorz (2014年8月17日 19時) (レス) id: b977aab92c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:@風歌→ふーが | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/hu-ga/
作成日時:2014年7月10日 20時