圧倒的想定外な未来２【梟谷】【稲荷崎】

63話 ページ13

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治「今日も来てや」



授業が終わり治がやってくる



「バレー？」


治「おん」


角「まだ誘ってんの？ま、マネいたら仕事減るしいいけどさ」


「んー、行こうかな」


「「え？」」


「ん？」


治「ほんま？マネやる？」


「やるかは分かんないけど。やるにはまず知るとこからって言ったじゃん？」


治「そのままやろうや！」


「前向きには考えてるよ」


角「どーゆー風の吹き回し？昨日はあんなに嫌がってたのに」


「気分だよ、気分」


角「ふーん」


治「ほな行くで〜」









　
　







　
　



　
　
「よいしょっと」



ドリンクを作りながらおばさんみたいな声が出てしまうが仕方ない


地味に重いんだわ、これ






北「A、それ持つで」


「あ、北さん。いやいいですよ。練習してください」


北「せやかて重いやろ。ええから貸し」


「すいません・・」


北「そこはありがとうの方がええな」


「ありがとう、ございます」


北「おん」



「あの、北さん」


北「ん？どないしてん？」


「もしマネやるってなったとしてですよ？こんな中途半端な時期に入ってもいいんですか？」


北「なんでそう思うん？」


「いや、だってインターハイ終わってもうすぐ春高ですよね？中途半端になっちゃうので逆に迷惑かなって」


北「迷惑なわけあらへんよ。それに言うたやろ？Aならええって」


「そうでしたね、」


北「迷っとるん？」


「少しだけ」


北「ゆっくりでええからちゃんと考え。マネやるってなったら写真撮る時間もあんま取れへんやろうし」


「逆に練習中のみんなを撮りたいですね」


北「ええな、それ。思い出みたいや」


「横断幕とはかけ離れてますけどね」




二人で笑いながら体育館に戻ると北さんが笑っているのが珍しいのかみんなビックリしてた


え？北さんって結構笑ってると思うんだけど？





侑「北さんが笑うとる」


角「ね、珍しいってか初めて見たかも」


治「これはもう入部確定やな」









　
　
　
　







　
　
　



「ほな今日はここまで。自主練する奴らもほどほどにな」



「「「「ウス。おつかれっした！」」」」








その日の練習も終わり侑と治の自主練に付き合う




侑「A、俺の方に弓なりんボール投げてや」


「へいへい。ヘタクソってのは無しね」


侑「Aがヘタクソでも俺が完璧なセットにしたる」


「それはそれでムカつくんですけど」

　

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