圧倒的想定外な未来２【梟谷】【稲荷崎】

64話 ページ14

.


侑「今日も疲れたなー」


治「腹減った」


「あ、飴ならあるよ。はい」


渡した瞬間掃除機のように吸い込む治


そんなにお腹減ってたんだね……





侑「オバちゃんか」


「侑にはあげない」


侑「ウソ！ウソやって！俺にもちょーだい！！」


「はいはい」





治「A、マネやってみてどうや？」


「んー、やっぱ大変だね。人数多いし」


侑「まぁ、選手層厚いからな」


「今までは一年生とかがやってたの？」


治「基本はな。あとはレギュラーやない奴ら」


「へぇー」


侑「でもマネやったら写真撮れへんのやない？」


「ま、それはどうにかなるでしょ。練習中とか撮らせてもらったら嬉しいけど」


侑「ええな〜それ。撮ってほしいわ。どないな感じなんやろ」


「マネやりながらだとなかなかキツいけどね」


治「北さんとかに言えばやらせてくれるんやない？」


「そうだね〜」









　
　
　
　






　
　





　
　
　








それから何日かバレー部のマネを仮入部的な感じでやらせてもらい金曜日



明日は土日だしどうしよう・・





やる？やらない？


そろそろ決めないと・・





この数日、意外にも楽しくやらせてもらったし入ってもいいかなーってなってるけど確かに写真を撮る時間が激減してる


やっぱりこれがネックだな、北さんに相談してみよう









「北さん、ちょっといいですか？」


北「ん？どないしてん？」



「あのですね、、その、マネやってみたいなってなってるんですけど、できれば練習中のみんなの写真とか撮ってもいいですか？私も撮る練習したいというか」


北「なんやそないなことか」


「いや、結構大きいと思うんですけど」


北「ちゃんと仕事してくれるんなら空いてる時間は写真撮ってくれてもかまへんよ」


「おぉ！ありがとうございます」


北「ほなマネやるか？」



「やります」



北「おん、なら今日みんなに伝えよか。来週、入部届持ってきてや」


「はい」









やれば出来る、そう言われてやってみたけど自分で思い込んでただけで案外出来るかも




今度こそ変われますように、そう願いを込めてみんなが集まっている前に立つ




北「ほな、Aが正式にマネやることなったからよろしくな」


「えぇっと、ここ数日仮入部でしたが入部することになりました。よろしくお願いします」









侑「やったで！！」


治「作戦通りや！！」


「やっぱり裏で何かやってたんだな！！」

65話→←63話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す