圧倒的想定外な未来【梟谷】【稲荷崎】

9話 ページ9

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言うだけ言って部屋に帰った双子その１




治「あー、ツムがすまんな」


「つ、つむ？」


治「侑やからツム。俺は治やからサム」


「な、なるほど。難しい・・」



治「ま、あいつもビックリしとるだけやから、気にせんでええからな」


「あ、ありがとうございます」


治「敬語もいらへん。これからよろしゅうな」


「う、うん」









　
　
　
　

　

　
　


それから双子は練習に向かい家には３人


　

　




「Aちゃんも散策してくるか？」



「あ、そうですね。早く慣れないとなんで行ってきます」


「おん、お弁当作ったろか？」


「あると嬉しい、です」


「ほな作ったるな」


「あ、その、ありがとうございます」


「敬語は禁止！戸惑うこともあるやろうけどもう家族ねんから」


「は、はいじゃなくて、うん」


「おん、それでええよ。ゆっくり慣れてな？」









それから明子さんのお弁当と相棒のカメラ、レンズバックを持ち家を出た





迷ってもスマホがあるから多分大丈夫なはず…






某マップアプリを見ながら歩く



　



高台の公園とかないのかな〜


街が見渡せるようなとこ



明子さんに聞いとけばよかった









ブラブラと歩いて坂っぽいとこはとりあえず登って

またブラブラと歩いていたら丁度公園っていうかベンチがあるだけの広場に着いた





「ナイス私」



ベンチに腰掛けいい時間だったのでお弁当を広げる







誰かに作ってもらうお弁当は久しぶりだ…


お母さんが亡くなってからは食事は私の担当だったし






あ、卵焼き味違う


醤油もちょっと甘い？


なんか面白いな







東京とは少し違う味付けを楽しみながらお弁当を平らげた









それからボーッとしながら写真でも撮ろうとカメラを構える





パシャっ


パシャパシャパシャ






やっぱ東京とは全然違う…


こんな景色新鮮かも







「あ、あの雲なんかかっこいい」



パシャ









レンズを変えたりして夢中でいろんな写真を撮っているともう夕方



「やばっ」



慌ててカメラをしまい帰る準備をして家に向かった







　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　

　


治「あ、Aやん」


侑「あ？」


治「ほれ、あそこ」


侑「なんしとんアイツ」


治「カメラ？写真撮っとるんやない？」


侑「興味あらへん」




北「侑、治、なんしとんねん。はよ走り」




「「す、すんません！」」



　

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