生徒会役員に狙われています！【最終回】 (ページ9)

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【ひとらんらんルート】　第１話ページ9

ht｢ほっ、ほほほ、ほんと、に......？ゾッ、ゾムとかじゃなく、て......？｣

『そんな頭おかしい嘘つかへんわ、お前がいーのひとらんさん。』

ひとらんは嬉しすぎて大泣きしていた。

自分はあまりAに絡めていなかったのに自分が選ばれた事に驚きを隠せないでいたのだ。

zm｢おぉいおぉい、マジかよおぉい....｣

os｢らんらん、A幸せにしないとどうなるか分かっとる？｣

ht｢こぉわぁいよぉぉぉお.....！！しあわせにす"る"ぅ"ぅ".....！！｣

そんな大泣きしているひとらんをAが爆笑しながら抱き締めた。

其処には、永遠の平和と幸せが合ったのだ。

ht｢や、やば吐きそ.........｣

緊張しすぎて何度も何度もその言葉を繰り返す。

それを爆笑しそうになりながら見る者と、子供を見守る様な目で見る者、二つに別れている。

そして、主役の花嫁入場だ。

美しい純白のドレスで着飾った彼女を見て、数年前の様に号泣しそうになるのを耐えていた。

何故、こんな涙脆いのかは全くわからない。

｢新郎ひとらんらん、あなたはここにいる新婦Aを、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか？」

ht｢ちっ、誓います。｣

｢新婦A、あなたはここにいる新郎ひとらんらんを、健やかなるときも病めるときも、富めるときも貧しいときも、妻として愛し、敬い、いつくしむことを誓いますか？」

『誓います。』

｢では、誓いのキスを。｣

キスなんか慣れてねぇよとか思いながら、ベールを外した。

綺麗に目をつむり、少しのリップ音と拍手の音が会場を包み込んだ。