【wrwrd！】血を吸う彼らと彷徨う亡者 (ページ45)

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43 [赤萩さらさ] ページ45

Tn｢いやぁ結構早かったですね～｣

Sr｢トン、トンさん..｣

俺達ただ部屋に帰りたいだけなんですぅ！

Tn｢るうさんはゾムにやるんで返してもらえます？｣

Sr｢るうはものちゃうんすよ。そう簡単に渡せません。｣

ｶﾞﾁｬｯ

図書室のドアが開いた。

Zm｢首いてぇ..お、さらさ～よくもやってくれたなぁ～｣

はぇ？！早くねぇ？！

Ut｢あぁ～俺もいるよ～｣

ちょっとまて、大ピンチ。

部屋に帰るまでこれくらい苦労したことないで？！

Zm｢るうだけ渡してくれればええねんで？｣

Sr｢渡さないです。｣

Zm｢俺はお前らと仲良くしたいだけなんやで？それなのにお前らと来たら...
　まぁええわ。るうは後でもええし～。あぁ～ほんまかわええねぇちゃんがよかったの～｣

なんの話してんのこの人？

Ut｢もう朝じゃん！俺達オールしてたん？！｣

久しぶりにオールなんてしたなぁ～と呑気に大先生が言っている。

あんたら日に当たったら死ぬんちゃうの？！

Ru｢吸血鬼って日に当たったら死ぬんじゃないんですか？｣

あっるうナイス～！

Zm｢そんなの俺達には通用しないぜ！｣

と、自慢げにゾムさんが言った。

おいおい、最強かよ。

日が通用しなんだったら色々と通用しないのでは？！

Yu｢ちょっと眠いから寝てきます..｣

Ru｢あ、俺も..｣

Sr｢んじゃ俺も～！｣

Tn｢さらささん待ってください！｣

Sr｢あい？なんでしょ？｣

トントンさんはジッと俺の目を見つめる。

あ、ぇ？

急に眠気が襲ってきて、トントンさんの肩に顔を埋めてしまった。