【wrwrd！】血を吸う彼らと彷徨う亡者 (ページ34)

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32［青祓遊］ページ34

……さらささんが部屋から出ていって数分たった。

Yu｢………ん？｣

Ru｢遊さん？どうしたんですか？｣

僕が少し言葉を零したのが聞こえたのかるうさんが話しかけてきた。

Yu｢あぁ……いや、少し血のような、鉄のような、匂いがした、ので……｣

Ru｢？そんな匂いしますk……ほんとだ…少し鉄の匂いする…｣

…るうさんも分かるんだ……かなり…強い匂い……。…ここ、やっぱりおかしいよ……。親切すぎる御三方、血の匂い、冷たい目、まるで、人間じゃないみたい…。

ｶﾞﾁｬ

Sr｢…遊？るう？どうしたん？そんな神妙な顔しよって。｣

さらさ、さん。これ話した方が絶対いいよね…

Yu｢…おかえりなさい、さらささん。実は、僕とるうさん、2人して鉄のような匂いを嗅いだんですよ。｣

……するとさらささんが少し顔を顰めた。

Ru｢さらささん？そんな顔してどうしたんですか？｣

Sr｢…実はな？外に出て空気吸ったんやけど……生臭いような、血のような、不思議な匂いがしたんよ。｣

…嘘、でしょ？外も、家の中も血のような、匂いがするの…？？…やっぱり、おかしい。

Yu｢やっぱり、おかしいですよね…？？｣

Sr｢…疑いたくは無いんやけど……おかしいわ、此処。｣

Ru｢俺も、おかしいと思います。疑いたくは、ないんですけど…｣

…満場一致。ここは少し……いや、かなりおかしい……すると……

ｺﾝｺﾝ

……部屋の扉が、ノックされた。部屋の前には、3人ほど、居る。……絶対、トントンさん、ゾムさん、鬱さんの、3人だ。