検索窓
今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:5,903 hit

ロードムービー ページ13

芥「どういうことか」
敦「……っ」
芥「殺しを続けろ、鏡花、マフィアの一員として。」

羅生門と夜叉がぶつかり合う。

芥「でなければ呼吸をするな。無価値な人間に呼吸をする権利は無い。」
鏡「……そうかもしれない。でも、クレープ、おいしかった」

倒れてる人虎が目を見張る。すると、

国「敦ィ!!」

長髪眼鏡さんが来た。

敦「国木田さん……!」

眼鏡さんて国木田って言うんだ!←今更

芥「もう嗅ぎ付けたか探偵社……纏めて膾切りに──」

その直後、鏡花が芥川君の腕を突き下ろす。妾には鏡花が何をしたいかすぐ理解できた。

鈴『今の内に逃げて!この船は取引場所には行かないよ!』
芥「ならば何処に行く」

鏡「どん底」

鏡花が何処からか起爆釦を出して押す。

カチッ

ドォッ!!

爆発の衝撃で羅生門が消える。

芥「真逆武器庫の爆薬を──!自決する積もりか?!」
敦「君達……!」
鈴『何の積もりだ!良いから早く逃げろよッッッ!!』

遠くから長髪眼鏡さ…じゃなかった、国木田さんも叫ぶ。

国「敦!沈むぞ早く来い!」

ドォッ!!

二回目の爆発。

芥「チッ!!」

自分の手と羅生門で妾達の首を鷲津かむ。

国「敦!此処だ!爆発の所為でこれ以上近づけん!跳べ!」

敦(助かる……これで僕は)

国「何してる阿呆が!船が沈むぞ!」
敦「……」
国「この怒阿呆!(以下略……)そういう街でそういう仕事だ!」
敦「彼女達は……助からない?」
国「そうだ!俺達はヒーローじゃない!そうなら善いと何度思ったか知れんが違うんだ!」

敦「……彼女は……鏡花ちゃんは僕と鈴花さんで食べたクレープ『おいしかった』と、無価値な人間には呼吸をする権利も無いと云われて──彼女は『そうかもしれない。』と、僕は……違うと思う!だって太宰さんは──探偵社は僕を見捨てなかった!僕、行って来ます!」
国「おい!……走れ敦!」



芥「鈴花殿、鏡花、それが己の選んだ道か、是迄の労に報い、楽に殺してやろう。」

ゆらゆらと羅生門が立ち上る。今、倒れてる妾達を刺すのだろう。

芥「死ね」

その一瞬で羅生門が宙を打つ。
妾達は人虎に救われた。皮肉だね、敵だった奴に助けられるなんて。

敦「勝負だ、芥川!」


この辺ショートカットで!by作者


敦「あああああアッ!!!!」

人虎が芥川君に殴りを入れる。その直後、人虎が宙から落ちて叩き付けられる。
鏡花が抱き起こし、妾が背負う。

ドォッ!!

三度目。三度目の爆発でバランスを崩す。落ちた先は幸いにも船の上。
妾は其処で意識を失う。誰かの声が聞こえた。

クローバーナイト→←家族シアター



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (20 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 泉鏡花 , 最初だけ原作沿い   
作品ジャンル:ギャグ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:青鯖ぷりん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年5月4日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。