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貴方side

私の姿を見てビックリして目を見開くやまと。
お腹を抑えてるのに気が付き、すぐに手を貸してくれた。


やまと「あの、、、とりあえず、、、ここ座って、、」
「ありがとう」


正直、静まり返ったリビングは最悪の空気で包まれていた。
その部屋にいた皆は気を使って部屋を出ていく。
静寂の中、やまとが口を開く。


やまと「傷は?痛いの?薬は?」
「痛いけど、それより話がしたい」


やまとはゆうたくんと話してる時ずっと泣いていたのだろう。
目が赤く充血しており、鼻声だった。
彼の初めて見る姿にこんなに心配かけて、守るとか支えるとかバカバカしくなる。と同時に、こんなに愛されていたのかと愛おしくて仕方がない。


「最後の方、ゆうたくんと話してたことを聞いちゃった」
やまと「俺、めっちゃかっこ悪いじゃん」


そう言ってまた大粒の涙を流して少し笑うやまとの涙を指ですくい上げると、その手を掴まれる。


やまと「今日言った別れよって言葉、なしにしていい?」
「当たり前じゃん。おかえり。」
やまと「ただいまぁ」


そう言って抱きついてこようとするやまとの頬を両手で包み込む。
急に制止されたやまとは混乱してこちらを真っ直ぐに見てくる。


「今後、私のことが好きじゃなくなった以外の別れ話禁止!!!!」


そう言ってチュッと触れるだけのキスをすると抱きついてくる。
しばらくして、リビングのドアが開きゆうたくんとひゅうがくんとボンくんが入ってくる。


ひゅうが「お騒がせカップル!!!!」
ゆうた「まじやまと、お前本質を見失うな」
ボン「Aさん顔色悪すぎます。横になりますか?」
「んね、ほんと痛い」
やまと「おれ、鎮痛剤かってくる。どっかあいてるかな」


痛みのあまり、冷や汗をかく私を横にしてくれる。
痛み止めなら若しかしたら財布の中にあるとカバンから財布を取り出すとやまとが「この中にあるの?」と聞いてきて、指を指すと急いで取り出してくれる。


やまと「水!」
ひゅうが「これ水」


起き上がり薬を飲んでしばらく横にさせてもらう。
痛みの中心配そうに、やまとが頭を撫でてくれる。

30分ほどして薬が効いてきた頃、起き上がるとみんなが駆け寄ってくる。


「もう大丈夫。痛みも私たちの関係も!」


そう言って笑うと「おいのろけ〜!」と野次が飛んでくる。
それを笑っていなすやまとを見ていた。
よかった。
本当に何も無くてよかった。

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おかゆ(プロフ) - ルリさん» きゃーうれしい‪( ;; ᷇࿀ ᷆ ;;)ありがとうございます!! (2022年9月10日 21時) (レス) id: 96c0028693 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ - え、、待ってこの物語めっちゃ好き (2022年9月10日 20時) (レス) id: 988147937c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おかゆ | 作成日時:2022年8月21日 19時

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