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Aside
りょうくんの驚きにムッと来た。
女が1人で稼いだり、女が高級車に乗ってるってだけで絡んでくる男の人はいる。
今までそんなこと沢山あった。
そんな器の小さい男は相手にしないようにしてきた。
この人もそうなんだな…なんて思ったがその誤解はすぐに晴らされる。
り「ごめんね、不快にさせちゃったかな。俺は単純にそんなに稼げる仕事してるんだって感心しちゃって。頭良くないとそうゆうのはできんやん?」
素直に謝る姿勢と、明確な質問をしてくれた事によりアストンマーティンに乗ってる男は紳士だという私の中の持論が保たれた。
『いえ。大丈夫です。仕事はトレーダーをしてます。』
そう言えば頭にハテナを浮かべながらも「株…?」なんて聞いてくる。
『そうです。そうです。』
り「え!めっちゃ凄くない??俺と同じくらいの年齢だよね?」
『26歳です。』
り「ひとつ下だった〜!!でも、あんま変わらんしタメ口ではなさん?」
唐突にタメ口提案をされたが、新しい交友関係がめんどくさいと思っていたのも束の間だった。
素敵な人に会えたななんて思いながら了承した。
『りょうさんは、、、』
り「さんはやめて!さんは恥ずい(笑)」
『ん〜…りょうくんは、なんのお仕事をしてるの?』
り「俺はYouTuber!」
そう言われて私も頭をフル回転する。
最近よく聞くYouTuber。
YouTubeに動画をアップして稼ぐ仕事…
見たことがないからよくわからない…
なんて考えていればりょうくんが口を開く。
り「俺らもまだまだっすね、マスター…」
マスター「いやいやこの子は特殊だよ。」
なんて会話。
マスター「りょうくんは登録者500万人もいる大人気YouTuberなんだよ。」
『え。すいません!!私知らなくて…見てみますので…なんで調べたら出てきますか?』
り「いや!汚いから見なくていい!」
その言葉の意味もわからずポケッとしてれば
りょうくんはニヤリと笑って言葉を続けた。
り「見なくていい代わりに、俺とデートしない?」
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作者名:おかゆ | 作成日時:2020年10月25日 21時