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次の朝、亮が家に迎えに来てくれた。行きたくなかったけど、亮が待ってくれてるから急いで
準備をした。 重い足取りで登校する。
亮と一緒にいつもより遅い時間に教室に入る。
安『おはよう。えみさん。』安田君が声をかけてきた
。
私はちょっと下を向いたまま「おはよう。」と言った。精一杯頑張ったつもり。
休み時間は亮と鈴加が一緒にいてくれたので、ちょっと安心できた。
安田君と渋谷君がなるべく視界に入らないよう一日を過ごした。
亮と一緒に下校する。
「ねえ亮 私2人に嫌われてるのかなぁ?」
亮『そんなわけ無いやろ』
「ますます自分に自信が無くなってくよ。」
悲しくなって足を止める。 亮も止まった。
亮『昨日な、ヤスがうちに来てん。えみが昼休みから教室戻って来んかったこと、
昨日学校休んだこと気にしとったで。』
「えっ」 意外だった。
安田君が私の事を気にするなんて本当にそんな事あるのだろうか?
今日自分から『おはよう。えみさん。』って言ってくれたのは彼の優しさだったのかな?
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あずきいろ
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作者名:あず | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/81393901/
作成日時:2015年6月25日 17時