勘違いDNA ０２ 〜 もっとセッキョクテキに〜

・真実・過去→現在 ページ3

中学になって同棲することになった俺たち









俺をキョーダイとして好きだったAは決して嫌がらなかった









「料理は私が作るねー♪」









ｙ「できるの？まずいのは食べないよ？！」









「意地悪！」









むしろ、誰からも縛られることなく気軽に暮らせたんだ









ただ、いとこであることは言えなかった…









俺と血のつながりがないって分かったらAは家族がいなくなる。









大好きなAを悲しませるなんてできなかった…









ただ、自分の受ける反動も大きくて。









日に日に増すAへの愛はキョーダイという関係がが許してくれなかった。









俺が好きにならなくても可愛く美人で性格のいいAはモテて、それが恋に発展しないようにするくらいしかできなかった。









そして、俺も一応モテたから、それを見てすこーしだけ悲しむAに喜ぶだけだった。









そんな毎日を過ごして高校にあがったころ









「藤ヶ谷先輩が好きかも…でも、わからないの…」









なんてAが言うから、絶望的だと思ったよ









そして、その数日後に電話









あの時お世話になった親戚だった








親戚「裕くん、元気にしてる？言ってないわよね…あのこと。」









ｙ「大丈夫です」









親戚「そう…。あ、そういえば２人の高校にAのもう１人のいとこいるみたい…たしか…藤ヶ谷太輔くん。あなたたちみたいに美形ですごいモテるみたいだから、すぐわかるんじゃないかしら…」









その時、真っ青になるのがわかった









藤ヶ谷はアブナイ…









きっとAと恋に落ちる。。。って。

作者から→←・真実・過去・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す