勘違いＤＮＡ

抑えられない ページ8

ｙ「A…。藤ヶ谷のこと好きになった？」









「好きというか、気になる…こんなの初めてだし…」









それは、恋してるんだよ。









Aを一番知る俺が言うから間違いない。









遅かったな…









言えばよかった。









ｙ「そうか。でも藤ヶ谷はやめときよ、あいつタラシだもん。」









「ええ、なんでそんな否定すんの？嫌いなの？」









当たり前じゃん。









Aが好きになる男を好きになるはずがないだろ。









ｙ「だって、一応姉ですしね？変な男にはつかまってほしくないし。」









「…う、ん？」









ｙ「俺ってシスコンだな笑」









シスコンじゃない。姉弟じゃないし。









ただ、好きなんだよ









「裕太が真剣な顔してる笑！でも、藤ヶ谷くんは平気！いざとなったら私には強さという武器があるから」









ｙ「こわっ笑」









内心不安で仕方ない。









藤ヶ谷はきっとAを落とす。









一秒でもAが藤ヶ谷を愛す時間が短くなるように









奪いに行くよ









そんなの当たり前のこと









ｙ「まあ、なんかあったら俺が助けるから…」









「…裕太？」









ドキドキしろ









少しでも俺に

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