勘違いＤＮＡ

ただいま ページ16

「ただいま…」









あれ、暗い…？









ｙ「おかえり！どしたの？遅かったね」









「うん…藤ヶ谷先輩たちと食事。」









ｙ「そう？なんか暗いけど…」









何があったの？









ねえ、お願いだからそんな顔しないでよ…









俺もつらくなっちゃうよ…









「あの…お風呂入ってくる…」









ｙ「ん。ゆっくりしておいで。」









★









ｙ「何が、合ったんだよ…」









A…笑ってよ









せめて、俺がすきじゃなくて他の誰か…藤ヶ谷が好きでも









笑っててよ









★









がたたっ









ｙ「なんだ？！今の音？！」









ｙ「A？！」









「わっ、裕太っ？！入ってこないでよっ？！」









ｙ「心配してきただけだよっ！怒」









「転んだだけっ！」









バスローブだけ巻いてる…









理性とかとびそーだけど、耐えた。









ｙ「まあ、なにもないなら…。ん…？」









「なに？」









ｙ「それ…。」









首元に赤いあざ









まさかだろ…？









「あ、え、これは…虫だよっ、虫！刺されたのっ！」









ｙ「ふーん、おっきい虫だね。」









「ねえっ！？いたくてこまっちゃうよっ」









ｙ「そお？虫なんだ…









俺はてっきり…」









ちゅうっ









首にキスしてやった。









固まってる…









そりゃそうか。









ｙ「こういうことしたのかと思った。」









「え…？ゆ、裕太？」









ｙ「Aやらしーって思ったけど、なんだ虫か。」









「うん…」









わかってるよ、されたんだろ？









むかつく…

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