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「そういえばさ、ずっと聞こうと思ってたんだけど」


「ん?」


「お前の父親ってさっ」







何やってる人なの?










そう言いかけた時、聴き馴染みのある声が







俺じゃない名前を呼んだ











「え、お父さん!?」


「…お前ら2人で、何やってんだ?」









思いもよらない展開に声が出ず、ただその場に立ち尽くす









「今日、夜勤じゃっ」


「太輔、お前Aになにしてんだよ」








そういえば、Aの苗字…佐藤だったな








あんまり帰ってこない、不定期な仕事









娘との時間、塾










父親のシャツ









加齢臭かと心配している












全部2人から聞いてきた言葉のパーツが










一気に蘇って思いっきり合致した時には









気づいたら目の前に大きく、佐藤さんの顔が映っていた











「お父さん距離近すぎ!」





俺と佐藤さんの距離を剥ぎ取るように離したA







「A、こいつに何された?カツアゲでもされたか?」


「カツアゲ?太輔くんがそんなことする訳ないじゃん」


「太輔くん!?」


「あ、いや、」


「ただ家まで送って貰ってるだけだよ。お父さん今日夜勤じゃないの?せっかく家でご飯しようと思ったのに」


「送る!?家でご飯!?」


「いや、だから」


「てか、お父さん太輔くんのこと知ってるの?」


「...もしかして、お前が付き合い始めた彼女って」


「...あぁ」









少しの沈黙が流れる








Aの家、尚且つ佐藤さんの家まですぐそこ











「...太輔、詳しく聞こうか」








何だか嫌な予感しかしない









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よこざわ(プロフ) - アヤさん» そう言っていただけて光栄です(涙)更新頻度遅くなるかと思いますが、気長に完結まで待っていただけると幸いです! (2022年10月10日 2時) (レス) id: 9a6785ae4e (このIDを非表示/違反報告)
アヤ(プロフ) - 大好きなお話だったので、更新再開嬉しいです。 (2022年10月9日 23時) (レス) @page13 id: 7edd60c260 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よこざわ | 作成日時:2021年8月23日 20時

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