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君との距離58センチ ページ8

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そしてあまり公にされてないから



過去に行ったことも資格を取ったことも






誰にも内緒にすること









そしておっちゃんはその資格を俺に取らせずに









「ラット?」



「まあ簡単に言えば実験台だ」









研究チームに俺をラットとして紹介し




すぐに過去に連れていったこと









いろいろ俺に教えてくれた









「ちょっと待って、なんでおっちゃんが
その研究チームと関わってんの?」




「俺はこの店を開く前ワープの研究してたんだよ」




「想像つかねえ.......」




「だろうな。43歳のお前も同じこと言ってたよ.......
って、そんなことはどおだっていいんだ」









.









「悪魔で実験台。
上手くいくかも分からないし、
下手したら最初からいない存在になるかもしれない。
それでもお前はいいって
ラットになることを了承してくれた。
俺はマコトが生きてくれてればそれでいい。
ずっとそう思ってたんだよ。それが間違いだった。」





「それで俺は.......」





「無事、Aちゃんを助けたが、
お前はAちゃんの盾になって
そのまま刺されたんだ.......」









俺は手元の新聞記事を見た









記事には俺が通り魔に刺されたこと








刺された場所が悪く数時間後に息を引き取ったこと









俺が助けた女子高生は軽傷で助かったこと









俺が歌っている写真が堂々と大きく載せられていた









「お前には迷惑をかけたがマコトはちゃんと生きる。
そう思ってたんだよ.......
ただ人生、そんな上手くいかんな」




「え?まさか.......」




「あいつは学校の屋上から飛び降りたんだ。
Aちゃんの目の前でね.......」




「なんで.......だってAはッ」




「生きたよ。お前の死ぬところを目の前で見ても、
あの子はしばらく検査入院をしたが
ちゃんと学校にも行ったさ。ただな、
現実はものすごく残酷で.......
お前が助けたのはAちゃんだってすぐ知られて、
学校からも友達からも、
全国の一部のお前のファンからも
ものすごくバッシングを受けてね。
毎日本当に辛そうだった。
マコトもAちゃんを避け始めて、





しまいにはAちゃんの目の前で飛び降りたさ」







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3人キスマイ大好きです。 - 北山宏光君は頭賢い。大学もちゃんと行ってたし頭の回転も早い。大好きです。ずーっと大好きです(o^o^o) (5月15日 22時) (携帯から) (レス) id: 63b7d0fc4e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よこざわ | 作成日時:2020年11月8日 0時

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