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2*:大きな籠。 ページ2

.






「詰まらねぇな、こんなもんかよ」



「格好つけてる割には怪我してるけど大丈夫?」



「擦り傷だ!!!」









敵組織は、たった二人の少年達によりあっという間に壊滅。








建物は半壊状態。









少しばかり、中原が暴れすぎたのだ。









足場に気をつけながら歩く太宰は、思いついたかのように手を叩き、この場にはふさわしく無い明るい声で口を開いた。









「そうだ!この組織のボスの部屋を物色しよう!」



「はぁ?面倒臭ぇ、早く帰ろうぜ」



「駄目だなぁ中也。この組織の持っている情報が今後マフィアの役に立つ可能性だってあるのだよ?」







そんな事も判らないの?とあからさまに馬鹿にすると、中原は先陣を切って歩き出す。









彼が太宰に乗せられるのはいつもの事だ。









辿り着いたのは、陽の当たらない、暗く湿った部屋だった。








こんな所が組織のトップの部屋か、と少々疑いながら手探りで電気のスイッチを探す。









パチン、と音を立てて部屋は明かりに包まれた。








「なん、、だ?」








目に飛び込んできたのは、大きな鳥籠のような檻。









中原は目を見開いて驚き、太宰は表情を変えず、それを見ていた。









中原が驚くのも無理はない。









その檻には、人が入っていたのだから。









癖のついた茶髪の、小さな女の子。









振り返った少女は酷く痩せていて、身体の至る所に痣があった。









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3*:籠の中身。→←1*:徹底的に。



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ろろみや。(プロフ) - エンジョイ勢さん» うわわ、本当ですね!!!ご指摘、ありがとうございます!! (2017年8月18日 23時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
エンジョイ勢 - 夢主ちゃん、めっさ可愛いですね。訂正させて頂きたいのですが33の今までの○○なら絶対云わないの今までが今でになってますよ?更新頑張ってください! (2017年8月18日 22時) (レス) id: 670574c7a9 (このIDを非表示/違反報告)
ろろみや。(プロフ) - ムクさんさん» ありがとうございます!続編もよろしくお願いします! (2017年7月3日 1時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
ムクさん - スッゴくおもしろいです。がんばってください (2017年7月3日 0時) (レス) id: 76af138a5e (このIDを非表示/違反報告)
ろろみや。(プロフ) - YYYさん» 応援ありがとうございます!読んで頂けて、嬉しいです!! (2017年6月4日 22時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろろみや。 | 作成日時:2017年6月3日 23時

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