3:探偵の三人。 ページ3
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「ところで、私の隣は国木田くんではなくAがいいのだけど」
『関係ない話しないで下さいよ。と云うか願い下げですし』
孤児院を追い出されたと云う少年、中島敦は国木田のお金で茶漬けを食べ続けている。
敦の隣に座ったAは、太宰を華麗にあしらいながらも彼の食いっぷりを眺め続けていた。
「あの、食べ辛いんですけど」
『ふうん、気にしないで下さい』
それでも視線を変えないAに、敦は国木田へと助けを求める視線を向ける。
だが、「諦めろ、こいつはこういう奴だ」の一言で諦めざるを得なくなった。
「お三方は、何の仕事を？」
「なァに、、探偵さ」
たっぷりと間をとってかっこよく決めた太宰にAは冷たい視線を送る。
そこで謎の見つめ合いが起こっている中、国木田は何事もなかったかのように説明を加える。
異能力集団、武装探偵社。
曰く、軍や警察に頼れないような危険な依頼を専門にする探偵集団。
そしてその社員の多くが異能の力を持つ「異能者」であると噂されている。
「あの鴨居、頑丈そうだね、、」
『あはは、そうですね』
「立ち寄った茶屋で首吊りの算段をするな！それにお前は何でこういう時にツッコミを入れないんだ！」
いつもの調子の太宰に、何故か本気で同意したA。
全く意味がわからない。
「そ、それで、探偵の三人の今日のお仕事は？」
『興味あるんですか？聞きたいんですか？』
「黙れ」
おずおずと仕事内容を聞いてきた敦にAはめんどくさく絡む。
国木田が睨みを効かせるものの、何故かニコニコと楽しそうだった。
「嬉しそうだねA」
『ええ、とても愉快です』
「私に会えたことがそんなに嬉しいのかい？」
『国木田さんのお金で羊羹を頼みました』
「はぁ！？」
言葉のキャッチボールができない二人。
その上、爆弾発言をしたA。
初対面の敦はドン引きだった。
「その、まぁ、今日の仕事はな」
聞きたかったことに話の基準が戻ってきたことにより、敦も再び興味を示す。
そして彼は、驚くべきことを耳にすることになる。
「虎探し、だ」
「近頃、街を荒らしている『人食い虎』だよ」
『最近この近くで目撃されたらしいんだけど』
Aの隣で、ガタン、と大きい音がした。
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ろろみや。(プロフ) - のりばやしさん» 本当ですか？！是非ともよろしくお願いします！ (2017年12月19日 7時) (
レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
のりばやし(プロフ) - 主人公さんをかかせていたたけないでしょうか？ これからも更新がんばってください！！ (2017年12月18日 22時) (レス) id: 450ab9bd17 (このIDを非表示/違反報告)
ろろみや。(プロフ) - 龍愛さん» ありがとうございます！そう言って頂けると嬉しいです！更新、頑張ります！ (2017年10月19日 0時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
龍愛(プロフ) - ろろみや。様の作品を初めて拝見させていただきました！とっても面白いです！！私の好みの作品です！更新、頑張ってください！ (2017年10月18日 22時) (レス) id: a85de7e0fb (このIDを非表示/違反報告)
ろろみや。(プロフ) - ぽっぽさん» ありがとうございます！！更新頑張ります！！ (2017年10月16日 23時) (レス) id: fe8b589f10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろろみや。
| 作成日時：2017年10月9日 1時
