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少年、と声が聞こえて足を止めた。
皺一つないシャツとスカートを身に纏っているのに、くたびれたブーツによれたネクタイ。
アンバランスな服装をした女性が、そこに立っていた。
眩しい笑顔を見せる彼女が、僕にはどうも泣いてしまいそうに見えた。
『少年。私に見覚えはあるかな?』
そう言われて記憶を探るが、見覚えはない。
僕の記憶が正しければ、初対面だ。
ないです、そう答えれば彼女はそれは良かった、と言った。
なんの話かはわからないけど。
『では少年。君の願いを叶えよう』
「え……?」
これはまずい。やばい人に会ったのかもしれない。
とりあえず国木田さんに連絡をしようと思う。
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砂木雲雀 - 感動しました…!久しぶりにとってもいいお話を読めた気がします。ありがとうございましたぁあ…!!! (2019年6月23日 14時) (レス) id: f363e24a01 (このIDを非表示/違反報告)
真綺 - めっちゃ感動しました!! ありがとうございました!! (2019年6月23日 13時) (レス) id: 06efcbf80c (このIDを非表示/違反報告)
柊まふ(プロフ) - とても 泣きました……!神作品を、ありがとうございます (2019年6月23日 12時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろろみや。 | 作成日時:2019年6月23日 2時