松36つ。 ページ3
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その後、俺たちは博士の研究所の中に入れてもらった。
立ち話もなんだからということでだ。
もしかしたら、Aの過去を知れるかもしれない、と思った。
デカパン「Aはどんな子だスか?」
唐突な質問だった。
おそ松「そりゃー、自慢の妹って感じだよな!」
自慢の妹、いい言葉だと思う。
何か問題があったとしても、Aは唯一の妹であるのだから。
デカパン「Aと生活して、不思議に思ったことはないだスか?」
やっぱり、博士は知っていた。
その聞き方は知っているからこそできることだと思う。
チョロ松「Aは俺たちに会う前の記憶がないんですよ….」
チョロ松がそう言えば、博士か驚いた様に聞き返してくる。
デカパン「君たちに会う前の?」
トド松「そうですよ?」
博士は辻褄が合わないとでもいうような顔をした。
博士が思っていることと事実が違うのだろうか。
デカパン「君たちにあった後の記憶は?」
一松「至って普通」
その言葉を聞けば、なお目を見開く。
『・・・でかぱん?』
極め付けはAだった。
デカパン「なんで、おぼえてっ?!」
少しであったとしても育ての親の名前ぐらい覚えいて普通だろう、そう俺は思ったが、博士にはそれに驚く何かがあるに違いない。
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milk - 読みながら泣いてました…!!とても感動する作品でした。完結の仕方もとても素晴らしかったです!!素晴らしい作品をありがとうございました。 (2022年8月23日 10時) (レス) @page32 id: 1d931b58b6 (このIDを非表示/違反報告)
おそ松推し - 名前ちゃんの辛い日々と6つ子の優しさに、思わず泣いてしまいました! (2021年11月13日 13時) (レス) @page32 id: ba5dad3d4c (このIDを非表示/違反報告)
カラ松girl - あ、気づいたら完結してる…うぅ…終わっちゃった…カラ松推しで「カラなんとか」って初めてみたとき吹きましたwwww推しのはずが名前覚えてなかったと思うとwww面白かったです! (2021年8月11日 20時) (レス) id: 298605cae4 (このIDを非表示/違反報告)
Sansの河(プロフ) - 感動して思わず泣いてしまいました!(T ^ T)こんなに素晴らしい話を読んだのは久しぶりです……この小説に出会えてよかった。ありがとうございました!!! (2019年3月20日 10時) (レス) id: c3d69dd7c4 (このIDを非表示/違反報告)
いっちー - めっちゃ泣きましたその国語力分けてください笑これからも頑張ってください (2018年9月4日 6時) (レス) id: 4801f1c9b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:渡狸カルタ | 作成日時:2016年4月26日 0時