【銀魂】 貴方を救いに此処まで来ました｡第二章

73,デスゲーム開戦 ページ31

ターミナルの裏口には、少人数ながら見張りがいた。
下手なことをすると、人質を殺しかねない奴らだから、ばれると厄介だ。

貴「思うようにはいかないな…」

どうしたものか、


伊東さんも見廻り組と合流しているころだった。

貴方はあなたでうまくやってくれるから、少し手荒に行っても問題なさそうですね。

見張りを蹴り飛ばして強行突破しようとしたその時…！



ドカァンッッッ！！



強い地鳴りがして、ターミナルの中間層が火を吹いている。


貴「そんなッッ！！」


強行突破しなかったことに安堵しながらも、あそこが蓮たちのいる場所だったら元も粉もない。





下手に動けなくなった今、どうしたものかと思っていると、




蓮司「真選組諸君。

今回の立てこもりは君たちへの取引のために行われたゲームだ。

私たちはターミナルで待っている。二十億円と人質を交換だ。
それと、はじめに起きた程度の爆弾をターミナル全体に仕掛けている。下手な動きに出た時点で、世話になった蓮諸ともドカンだ。」


最後に。ゲームの参加者は一人に限る。




そう条件を付け足して、町の大きなスクリーン広告の画面からプツリと消えてしまった。




Prrrrrr………

こんなときに電話をかけてきたのは副長。土方さんだった。

くそ、あの新婚め。正直今日は仕事をして欲しくないし、怪我なんて尚更なの分かってるのかなあの人。

ミツバさんのためにも、


貴「もしもし」


土「てめぇA！！なんで起こさなかったんだ！一大事になってんじゃねえか！今すぐ俺がターミナルに向かうから、犯人の要求通り、一人で侵入し、隙をみて突入するぞ。」


貴「土方さん。新婚おめでとうございます。言ってなかったかな？と思って………。

今日くらい前線じゃなくたって良いんじゃないですかね。

私がターミナルに行くので、状況が分かり次第、土方さんにお伝えしますね。

その時は前線で支えてくださいね。」


土「まさかっ！待」







、






そう言って、まだうるさいままの電話をきった。



貴「さーて。蓮を迎えにいきますか！」





見張りを前に堂々と名乗り。裏口からはいっていった。



貴「案外あっさりいれてくれるんだ。」


その後の手当もお厚いね。



後頭部に銃を突きつけられながら、内部へ進む。

















さて、ここからどうしたものか。

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