67 逢いたかった ページ25
ミ「ええ、それにしてもあの人が良いって言うのかしら、」
貴「ああ、それなら問題ないですよ。あの人が言ったんですから。」
ミ「/////・・・ホントに？」
ぽぅ と顔を赤らめる姿はやはり土方くんが惚れ込むほどの美人なのだろう。二人の一途さに僕の胸も苦しくなる。
きっと、うらやましいんだろうな。
隣で笑う彼女が僕を想っているのは果たして本心からなのか、不安になる。だって、そうでなくても成り立ってしまう“仲間”止まりなのだから。
ミ「あら？お連れさん？随分格好いいのね。それに、少し似てるかも」
自分に話題を振られて、少々狼狽えたが、彼女の言う似てるかもという人物が誰かわかってしまって少し不満だ。
貴「似てないですよ、全然。」
ミ「まぁ、そんなつもりで言ったんじゃないわよ、ふふっ、」
貴「あ、すいません。少し大人気なかったです。」
ミ「貴女も大変ね。」
貴「そんな事より、早く屯所に行きますよ。土方さんをビックリさせてやりましょう。」
僕には理解出来ない会話を終え、Aはズンズンと進んで行った。
さぁ、おつかいに行くか
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土方side
貴「土方さぁーん！」
ミ「てぇへんだ！てぇへんだ！」
病院から帰った俺は自分の部屋で始末書を書いていた。日も沈んで夕飯の時間になった頃、死ぬほどデケェ声が聞こえた。
ミ「もう！何で来てくれないんです！？」
幻聴にしちゃ、趣味悪ぃな。
土「ハ、ﾊﾊﾊｯ、」
頬を膨らませた、愛しい顔がそこにあった。
渇いた笑いが出た。視界が滲んだ。
土「逢いたかった」
ミ「十四郎さん、」
もう離さない。絶対、俺が守るから、
すがるように強く抱き締めた。本当だったら名前を口にするのも許されないような。彼女の存在が、俺の口元を震わせた。
後悔も、懺悔も。今此処に、雨粒となってミツバの肩を濡らした。
せっかく見立てた着物もはだけてしまうくらい強く抱き締めた。着物ごと強く手繰り寄せ、涙も嗚咽も殺さず、
鬼が泣いた。
＿＿＿＿＿＿＿＿
貴女side
原作をぶっ壊した。
私の知ってる未来はもう、無いも同然だ。土方さんはきっと死ぬより辛い悲しみに暮れるし、それは多分原作よりも思い悲しみだろう。
過ごす時間が増える度悲しみも増していく
でも、多分これで良かったのだろう
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万斉推し - 面白かったです！続き気になりすぎて夜しか寝れません!!!更新待ってます！ (2022年5月18日 21時) (
レス) @page29 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 更新ありがとうございます!!!!!続き待ってます!!!!!!! (2021年12月31日 23時) (レス) @page29 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続きまだですか？ (2021年11月24日 2時) (レス) @page28 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2021年11月5日 22時) (レス) @page28 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
おにぎりみそしる(プロフ) - クロさん» すいません、更新はやめる気は無いので引き続きがんばります。 (2021年5月31日 16時) (レス) id: 4056287b9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おにぎりみそしる | 作成日時：2020年6月14日 14時
