閑話休題 ページ43
「あ、ちばしょー」
「ふふっ」
「な、なんで笑うの?」
「Aさん、もうその呼び方に慣れたんだなと思って、ふふっ」
「慣れたもん勝ち」
「ははっ」
現場でちばしょーと会う。最近共演が多く、“ちばしょー”呼びは慣れた。そしてタメにも。(タメで良いですよと言われたから)
「知ってます?Aさんがその呼び方になったこと、榎木さん知ってるんですよ」
「?」
「すっごいオーラ出してたんです。Aさんと俺が仲良くなってるのに不満みたいで」
「えぇ…」
全然知らなかった。というよりあの人、私がいないところで変なこと言ってないだろうか。大丈夫かな。
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「Aさん、やっと“ちばしょー”って呼ぶようになったんです」
と、8Pの撮影の時に俺が(少し)自慢げに言った。
やはりAさんがそう呼ぶことが珍しいと全員思っていたようで、羨ましい〜と話題でいっぱいだった。
「ちばしょー」
「…オーラ出まくってます」
しかし約1名、不機嫌な人がいた。そのオーラは閉まってくださいと笑いながら俺は言ったけど正直危なかったな。
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「愛されてますね」
「…」
あ、照れてる。可愛い。
「毎日好きなもの食べてるんですか」
「…いや。野菜、多い」
「!あ、そっか。Aさん料理できないって」
「うん。だからご飯のことは全部…あの人が」
「あははっ」
食に関しては不満があるみたいだ。
「ちばしょー」
「?はい」
「今度、ご飯奢るよ。なんか、ごめんなさい」
色々察した。Aさんらしいというか。
「じゃあ、俺___」
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もはや閑話休題がちばしょー回になってる。
え?ここで終わり?そうです、ここで終わりです。
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作者名:のん | 作成日時:2023年3月11日 19時