87：人それぞれの切り替え方 ページ42
いつの間にか朝を迎えていた。記憶がほぼない。
やはり顔を出すのはまずかったかと1人で反省する。ベッドに横になっているが、隣を見ると気持ち良さそうに眠っている彼の顔があった。
「…淳弥さん」
無理矢理にでも起こしてやろう。私結局お風呂入っていないんですが。
「俺今日午後」
「奇遇ですね、私も午後です」
寝たふりをしていたらしい。互いに今日は午後から仕事が入っていることを伝えあう。午後だったから良かった。
「眠い」
「俺も」
誰のせいでそうなっているのか考えろという視線を送る。
「あはは、そんな顔で見ないでよ」
久しぶりだったからつい、と付け加えていた。久しぶりだったからとずっとするのはおかしいよ。
「んぐっ……なんですか」
お風呂から上がって、髪を乾かそうとしたら、座っている私の後ろから立って頬をむにっと触られる。
「いや、綺麗だなって」
「…私あまり化粧しないです」
「そうなんだ」
むにむに。むにむに…と何度も触られる。どうすればいいのか、と彼の腕を掴んだがもうちょっとだけ〜と拒否される。
「髪乾かすよ」
「…ありがとうございます」
満足したのか、手を離し、私の髪を乾かしてくれるという。
どうやってそんなすぐに切り替えられるんだろう。
榎本A @eno__moto
『スキスキ』特番がAbemaにて生配信されます。
19時からとなっております。よろしくお願いします。
XXX @xxx
やったー！！
XXX @xxx
ありがとうございます！！
：
：
XXX @xxx
リア充いじりやめろw
XXX @xxx
おい内田雄馬おい
XXX @xxx
デレデレにたそがAちゃんのこと褒めるからAちゃんめっちゃ照れてた
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XXX @xxx
誰かさんが嫉妬するぞ〜
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XXX @xxx
それな〜
XXX @xxx
いづもとが互いに名前呼びになってるぞ！尊い！
「いつの間にか名前呼び…」
「仲良くなりたいので、と言われたから」
「…」
「駄目ですって言えばよかったですか？」
「んーん」
名前呼びに関して何を言われるのか冷や汗をかいたが、どうにかなった。
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作者名：のん
| 作成日時：2023年3月11日 19時
