検索窓
今日:22 hit、昨日:50 hit、合計:368,099 hit

だいすき ページ21

「つかさくん、離れて。」









 
私は彼の肩をぐいっと押す。近いから。









 
「なんで?なんであまねはいいのに俺は駄目なの?」


「!」









 
それは、事実だった。


なぜか花子くん…いや、あまねくんの方が安心感というか楽な感じがあり、抵抗という抵抗はしていなかったと思う。








 
一方、つかさくんは何を考えているかわからない。そして行動が読めない。


そのようなところから、怖さがある。でも、








 

「…どっちも、駄目。」


「「エッ。」」









 
2人に対し、恋愛的な好きという感情はない。普通だ。









 
「私、2人の関係に挟むような立場じゃないから。」









 
キリッと、ドヤ顔ではないが、スカッとした顔で言い放った。


すると2人は顔を合わせ、目をパチリとした。









 
「……気付いてないの。」


「…ほんっと、Aって馬鹿だよね。」


「…え。」









 
なぜ。なぜ、私は2人からそのような言葉を言われなきゃいけないのだろう。


その理由は次の言葉でわかった。









 
「「俺はAのことが大好きなの!」」


「…え。」









 
こういうことだ。









 
「好きでもない人にちゅーなんかしないでしょー?」




と、つかさくん。









 
「そうだよ。毎日ここに来てるのは好きな人と、より多く過ごしたいからだよ!」




と、あまねくん。









なんというか、彼らの気持ちに気付くことが出来なかった。


相手の感情とかはあまりわからない。たとえ表に出していても、気付くことは出来ない…。









 
「ご、ごめんなさい。あまねくん、つかさくん。」









 
謝罪をした。謝罪をしたのはいいんだけど、









 
「許す!」


「もーかわいいー!」


「!うわっ。」









 
2人から同時に抱き着かれた。ちょうど首が締まっている。ふんわりと彼らの匂いがして、懐かしい気持ちになった。








 









 
そして、話が逸れたことに感謝だ。

なにもの→←知りたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (318 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
738人がお気に入り
設定タグ:地縛少年花子くん , 柚木普 , 柚木つかさ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

のんのん - おおお面白いです!いっぱい読みます! (2020年7月28日 16時) (レス) id: 7c57b8ea8a (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 若葉さん» ありがとうございます! (2020年3月4日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - 最高! (2020年3月3日 20時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - なおさん» ありがとうございます。 (2020年2月23日 16時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
なお - ノンさん» いえ笑更新楽しみにしてますね! (2020年2月22日 20時) (レス) id: 400d3f0549 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ノン | 作成日時:2020年2月16日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。