23滴：何やってんだ、俺 ページ24
.
最終的に、俺は床に布団を敷いて寝た。もちろんAちゃんは俺のベッドで。
、
、
、
時間は過ぎて翌日。俺の方が先に目が覚めた。
カーテン越しから、少し太陽の光が入ってきた。今日も晴れだ。
ベッドの方を見ると、まだAちゃんは眠っていた。
俺は彼女の方へ近づいた。
「まつ毛長っ」
肌は白く、髪もさらさら。これらのことから女子、ということが更にわかる。
また、頬を優しく触ると柔らかい。
「…俺変態じゃん」
小声で俺はそう言って自分の頬を叩いた。
「何やってんだ俺」
「んー…」
「！」
その時。Aちゃんの声がして、目が覚めたようだ。
「あ、起きた？」
「…おはようございます」
目をこすりながら、体を起こしていた。
「昨日はありがとうございました…」
「う、ううん。大丈夫！」
「どうかしました？」
「なんでもない！」
彼女は頭にハテナを浮かべ、不思議そうに俺を見ていた。
＊
簡単に食事を取って、弟君のいる病院へ向かうことにした。
Aちゃん曰く「弟が目を覚ましたら連絡して」と母親に言ったらしいが、結局連絡はなかったらしい。
まだ目を覚ましていないか、もしかしたら____________。
、
、
、
病院に着き、303号室へ向かう。
コンコンとドアをノックすると、中から「はーい」と返事が返ってきた。
「！広樹の声だ…」
「！」
彼女は自然と笑顔になり、ドアを開けた。
病室には体を起こして本を読んでいた弟君_________広樹君がいた。
＊
「大丈夫なの！？」
「うん、大丈夫。心配かけてごめんね、姉ちゃん」
「ううん…。無事で良かった」
彼女は広樹君に抱きつき、安心感を得ていた。
「あ、先輩。ちょっと飲み物買ってきます！」
「あ、うん。わかった」
そう言うと、Aちゃんは荷物を置き、財布だけを持って病室を出て行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 296人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ノン(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます。私もスガさん大好きですね(笑) (2019年9月16日 15時) (
レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
ノン(プロフ) - 渚＠俺ﾅｰさんさん» コメントありがとうございます。更新がんばります！ (2019年9月16日 15時) (レス) id: 06efefbac8 (このIDを非表示/違反報告)
みな - スガさん大好きです！！ (2019年9月16日 11時) (レス) id: c7efde0d03 (このIDを非表示/違反報告)
渚＠俺ﾅｰさん(プロフ) - 好きです…。こういうお話好きです。更新頑張ってくださいね！ (2019年9月16日 2時) (レス) id: fb112923a5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ノン
| 作成日時：2019年9月15日 19時
