story42 ページ43
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フェイの元へと駆け出し、
守るようにフェイの前に立ちはだかった。
「ダメだAちゃん！このままじゃキミが…!!」
フェイの言う通り、代わりに私が吸い込まれそうになる。
フェイは力を振り絞り、立ち上がって私の腕を掴む。
そんな私達を見て、ベータは言った。
「狙い通りです。これでフェイさんとAさん。
両方捕えることができる。」
私を狙わずにフェイを狙ったのは、両方を捕えるため。
けど、そんなことさせない。
フェイを封印なんて、させない!!
「僕のことはいいから…!!」
ギュッと私の腕を強く握るフェイ。
「嫌だ！フェイも…フェイも大切な仲間だもん！
見捨てたりなんかできない!!」
「…ッ!!」
「今度は守るんだ。私がフェイを、大切な仲間を守るんだ…ッ!!」
力の限り、そう叫んだ。
その瞬間だった。
私とフェイの前に、透明なバリアのような壁が現れたのだった。
それによって、ボールからの引力を防ぐことができた。
「「「ッ!!!?」」」
突然起きたこの出来事に、その場にいる全員が言葉を失った。
もちろん、私も。
「(この力、まさか…!?そんなことありえるハズ…。)」
ベータがそう思うのと同時に、
この力を間近で目撃したフェイも同じこと思っていた。
「(この力、明らかにAちゃんのものだ…。でも、こんなこと…。)」
誰もがこの出来事に目を疑っていたその時だった。
「皆の者！こっちじゃ！」
上空からTMキャラバンが現れる。
アルノ博士がTMキャラバンに乗って、助けに来てくれたんだ。
「みんな！ここは一旦引くぞ!!
残念だが…、今の俺達ではこいつらには勝てない。今すぐ乗り込むんだ!!」
守にぃのこの言葉によって、
みんなは最後の力を振り絞り、キャラバンへと乗り込む。
「A、フェイ!!」
私とフェイの元に、天馬が駆けて来る。
けど、今の天馬の声に、私は気づかなかった。
頭がクラクラして、それどころじゃなかったんだ。
「…ッ。」
耐えきれなくなって、その場に倒れ込む。
それと同時に、今まで謎の力によって現れたバリアの壁が消える。
「A!!」
倒れてしまった私を駆けて来た守にぃが抱え、
フェイを天馬が支えた。
そしてTMキャラバンに向けて走り出す。
…が、バリアが無くなり、無防備になった私達を逃す相手ではなかった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夏月 - この小説、面白すぎて一気に読んじゃいました！寝不足で頭痛がヤバいですけど…((((お守りをくれた人って…お兄さんですかね？伏線貼りとかが凄くてめっっっっっっちゃ面白いです！最後まで読みます！！サッカー最高だぜ！← (2019年8月6日 23時) (
レス) id: fa1636623a (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 音無春奈さん» コメありがとうございます！大好きだなんて光栄です！すごく嬉しいですし、励みになります！更新頑張りますね！ (2016年3月12日 10時) (レス) id: 15bd33d3b3 (このIDを非表示/違反報告)
音無春奈(プロフ) - 「ー月光の巫女ー」シリーズ大好きです（≧∇≦）最近読み始めたばかりですが、気付いたら夢中になっていました！これからも楽しみにしています(o^^o)あと…もちろん応援しています(*^^*)これからも頑張ってください！ (2016年3月12日 9時) (レス) id: 29bd618043 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 涼風れいさん» 話的にもーちょいかかりそうだけどねー。えー？そっちかーい(笑) (2015年3月2日 20時) (レス) id: 4395e408d4 (このIDを非表示/違反報告)
涼風れい(プロフ) - ついに来たー!!時空最強イレブン探し!!でも一番気になるのは…夜月ちゃんの着る服!!どんな服着るのかなぁ？楽しみにしてるよ♪続編頑張ってね♪ (2015年3月2日 18時) (レス) id: 532da60a2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2015年1月10日 21時
