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Be My Valentine./ut ページ1
2月14日。バレンタインデー。
残念ながら本日も出勤日である。
憂鬱だ。なんでこんな日に出勤せねばならん。
こんなおめでた…くはないか。一応歴史人物の命日だものな。
兎にも角にも気が向かない。
「ばれんたいでーきーっす」
「なんやなんや、そのやる気のない歌は。」
出勤早々絡んできたこの男は鬱。同僚だ。
何でも女遊びが激しいと社内で有名らしい。
まぁ、どっからどう考えても嘘なんだが。
「なぁ、今夜空けとるよな？」
「もちろん。今年は何を用意してるの？」
「んふふ、それは見てからのお楽しみ。」
そう、何を隠すでも無く私達は付き合っている。
何故バレないのか疑問に思うくらいにはオープンだ。
付き合って3年。
毎年、バレンタインや互いの誕生日などの記念日に、お祝いをするのがルールというか。
繰り返すうちにそんな感じになっていた。
さぁ、今日も仕事、頑張りましょうかね。
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