戦争 2 ページ31
2日目、トントン、オスマン、エーミールの3人は早朝、グルッペンに呼び出されていた。
tn「朝からどしたんやグルさん。」
gr「早朝から悪いな。集まってもらったのは作戦を立て直す為だ。」
os「なっ！？」
em「作戦を立て直すって…情報量が圧倒的に少ないですよ！」
gr「ふっ。情報はこれからやってくるぞ。」
グルッペンの”情報はこれからやってくる”という発言を聞いて集められていた彼らはゾムが敵の陣に侵入して情報をあつめているのだろうと考えていた。
が、
zm「？こんな朝はようからどしたんや？」
という声とともにその予想はかき消された。
os「ゾムとちゃうんか？」
em「誰をスパイとして送り込んだんですか！」
tn「まさか……Aとちゃうやろな!!」
トントンの焦るような声を聞いてゾムは頭にクエスチョンマークを浮かべグルッペンは楽しそうに笑った。
gr「そのまさかだ。」
『ただいま戻りました。』
Aはタイミングを見計らったように帰ってきた。そんな彼女の綺麗なオレンジがかった茶色の髪は焦げ茶色に変わり、目は人々を魅了するアースアイから青い目へと変わっていた。
zm「え？なぁ全然何が起こっとんか分からんのやけど！」
ゾムのそんな声を無視し、トントンが驚いた声を上げた。
tn「その髪…それに目も！どないしたんやそれ！」
『元の色だと目立つから染めたりカラコン入れたりしただけだよ。安心して…それより』
彼女は着ていた黒いパーカーの裾をめくりバサバサと大量の紙を取り出した。そしてそれをグルッペンに渡す。
『これがご要望のものですよ。総統閣下。』
gr「ほぉ…想像以上の働きだな。素晴らしい。これで情報量は相手と同等になったな。」
『それから…ロボロ様と鬱様を呼んでいただけませんか？』
tn「なんでや？」
『プログラムの書き換えをして頂きたくて』
彼女が取り出したのは2つのUSBだった。
gr「なんのプログラムだ？」
『戦車ですよ、自動操縦の。どうやら戦闘機も何台か自動操縦化していたみたいなのでそちらの方も持ってきました。』
gr「おお！それは素晴らしい！ゾム！2人を呼んでこい！」
『あ、ついでにショッピ様も呼んでいただけたら嬉しいです。』
zm「へいへい。分かりましたよ。」
そう返事をして、少しつまらなさそうに離れていったゾムの顔には小さく笑みが浮かべられていた。
zm「人には言えん仕事なぁ…」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 966人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シー(プロフ) - まとまりさん» わざわざ調べてくださったんですねありがとうございます！ (2020年4月21日 16時) (
レス) id: 268aa0a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
まとまり - 33ページのロシア語意味調べました。さてはシーさん神ですね？ (2020年4月21日 16時) (レス) id: d455a140fe (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - 志麻センよりのcrewさん» ありがとうございます！もっとバンバン更新できるように精進してまいりますのですのでこれからもよろしくお願いします。 (2019年7月3日 1時) (レス) id: a45ec2db1a (このIDを非表示/違反報告)
志麻センよりのcrew - とっても面白いです！頑張ってください！完結お待ちしています！ (2019年6月10日 9時) (レス) id: 7d11b5b59f (このIDを非表示/違反報告)
ロシス - シーさん» そうなんですか！？なんか、とっても楽しみになってきました♪いつでも楽しみに待っておきます！ (2019年5月6日 21時) (レス) id: 235877c413 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：シー | 作者ホームページ：https://twitter.com/Sea_see_San?s=09
作成日時：2019年1月13日 11時
