彼女の思い ページ34
『私は…トントンに好きだって言われた時もゾムやコネシマに言われた時もすごく嬉しかった。でも、嬉しい気持ちと一緒にああ、私はこの告白を断らなければならないんだって感じた。……好きだって言われた時、私の頭の中には別の人物の顔を思い出した。……私はどうやら大先生のことが好きみたいだ。』
Aはそう言って鬱先生の方を向き微笑んだ。
『大先生からしたらいい迷惑かもしれないけれど』
ut「…そんな事ない。ずっと嫌われたらどうしよう。もう二度と話せなくなったらどうしようと思って言えんかった。こういう事は男が言うもんやと思うのに……俺も、Aが好きや。」
そう言って2人はお互いに笑った。他のみんなも少し不満そうな顔をしている者もいたが、一応祝ってくれているようだ。
『それともう1つ』
Aはグルッペンの前に行き、頭を下げた。
『私は…この軍を辞めさせてもらいます。』
「「ええええええええええええ！」」
『私は亡き母との約束でもし、心から大切な人が出来たら軍人を辞めて、一般人として幸せに暮らしなさい。と言われていたんです。いつかこうなる事はわかっていました。なので、辞めさせてもらいます。』
gr「そうか…では1つ、お前はいつまでも俺達の仲間だ。帰ってきたいと思ったらいつでも帰ってこい。お前の居場所はここにもあるからな。」
『ありがとう…グルッペン』
そういいAは泣き出した。
――――――――――――
それから一週間後、荷造りの終えたAは出ていこうとしていた。
gr「これからはどうするつもりなんだ？」
『城下町でパン屋でもしようかと』
それじゃあまたね。
Aはそう言って要塞の門をくぐった。
ut「じゃあ俺も手伝いに行ってくる。」
鬱先生もAの後を追うように門をくぐった。
gr「寂しくなるな。」
tn「でも、戦争で何時おらんくなるかわからんよりはマシやわ。」
「「せやな」」
こうして、Aは我々国幹部という居場所を手放した。
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
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シー(プロフ) - 匿名希望ですさん» ありがとうございます！もう随分前の作品にコメントしていただけて本当に嬉しいです！ (2020年10月21日 20時) (
レス) id: 268aa0a0d3 (このIDを非表示/違反報告)
匿名希望です - シーさん» とても面白く、私にとっては非の打ち所がない作品です！ちょっと泣きそうになっちゃいました！（あんま泣かないんですがね、、、）それくらい良い作品でした！ (2020年10月21日 16時) (レス) id: f02fd4c99a (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - ひかりさん» ありがとうございます！直しておきます。 (2019年5月8日 13時) (レス) id: a45ec2db1a (このIDを非表示/違反報告)
ひかり - えーっと・・・あの､リアル人狼ゲーム(笑)1に出てくる役職でおそらくミスであろう箇所がありましたのでお伝えしますと､｢霊能｣と｢霊媒｣は同じ役職です｡どちらかを｢占い｣または｢預言｣などに変更した方がよいと思われます｡長文失礼しました｡ (2019年5月8日 5時) (レス) id: 8c2e85674d (このIDを非表示/違反報告)
シー(プロフ) - 神門。さん» 神門。さんありがとうございます！感動して頂けてとても嬉しいです！ (2019年1月15日 20時) (レス) id: a45ec2db1a (このIDを非表示/違反報告)
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