澁澤龍彦と太宰治のイチャイチャ生活

#9 ページ10

太宰side



今日も何時もと同じく理性と戦う。澁澤の一呼吸一呼吸で理性が千切れそうになる。





私は自分の欲望に負けず悶々と戦っていた。



澁「ﾝﾝ………。」



太「ちょっ………。」



なんと澁澤がいきなり抱き付いてきた。


あ”ぁぁぁ、理性が…………………。
なんなの澁澤って理性ぶち壊し装置かなんかなの、ねぇ？
っていうか澁澤、凄い良い匂いするぅ。この良い匂いが私の欲望をどんどん膨らませている。




きっと澁澤は、寝惚けていて無意識にやっている。タチが悪いぞ！！



澁「だ……ざい………くん、す…き。」



太「えぇ！！…………あ、大変起きちゃうね。」


え？聞き間違いかなぁ。今、私の事が好きって……？
まぁ、澁澤はよく寝言を言うし、前はこれよりももっと過激な事を言ってたし。
え、例えば何を言っていたかって？
例えば、「うふっ…きもち……良い。」





あの時は理性が半分千切れてたから、澁澤に思いっきり抱き着いたよ。
それで澁澤に昨日何の夢を見たの？って聞いたら「冷たい湖で泳ぐ夢。」って言ったんだよ！！可愛い過ぎ！









私は澁澤に抱き着き、澁澤の良い匂いによって簡単に眠りに落ちた。

#10→←#8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す