第4話 ページ5
Noside
「フフ更屋敷様はクールですね
さすが今年度踏まれたい女性実況者ナンバーワンです
実況時とのギャップがまた」
「うっさいわね革ジャンにするわよ」
「次後列へ」
「忍霧ザクロ
ステルスゲームをよくやる
…さっさとこの茶番を終わらせてくれ」
「それは貴方がたのがんばり次第でございます」
「俺たちが全員ナカノヒトゲノムの実況者だったことはわかった
実際聞き覚えのある声の奴もいる…だがどうして俺たちを選んだ?一億ビューの達成がなんになる?
お前の本当の目的はなんだ」
「フェ〜〜」
「……ふぇ…?」
「フェ〜イ」
完全にナメられている。
「フン…簡単には口を割らないということか」
「いやザッくんアレ多分ナメてるだけにゃ〜」
……中2病か…?
「おう質問ついでにいいかい?」
「どうぞ鬼ヶ崎様」
「さっきから気になってたんだがこいつァなんでぇ?」
と、ツムギの机の上花瓶を指さす。
『……!そうですよ!パカちゃん!嫌がらせですか!?』
ツムギもそれを不思議に思っていたようだ。だが、好きな人を見つめていて忘れていたのだろう。可愛い。
「いっいえ!違います!茜様!
そちらは第2ステージに関わる大切なオブジェでございます
じきにわかるときが来るかと…
ですので違いますからね!茜様!嫌いにならないでください!」
『許します』
ツムギがニヘーと笑っている。可愛い。……いや、いいのかツムギ。
ツムギの笑顔を見てその場がふわふわした雰囲気になる。
「ふーん……まァいいや
俺ァ鬼ヶ崎カイコク
戦国統治や和風のゲームを主にやってる」
「ありがとうございます
ちなみに鬼ヶ崎様は第1ステージで最多の討伐数を誇っております
討伐ステージでは大変心強い人材でいらっしゃいますね」
「へェそりゃどーも…」
「次は逢河様
…逢河様?」
「………ぐぐぅ」
「逢河様ー!?」
…寝ている。
「し、仕方ないですね…
彼は逢河マキノ様言葉よりも目で落とす…恋愛ゲーム実況のプロフェッショナルでございます」
「ただ単語実況で知られる通り彼が長い言葉を発するのは極めて稀でございます」うーん
「実況してねーじゃねーか」
「それでは最後ですね、茜様どうぞ」
『はい!茜ツムギです!』
ツムギの笑顔に全員がホッコリした。恐るべしツムギパワー。
『好きなゲームは人が死ぬゲーム!他人が死ぬ瞬間を見てみたいです!』
が、この言葉で全員の動きがピシッ…っと止まった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
プリンの詰め合わせ
ラッキーパーソン
マキノ
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作者名:奈無 x他2人 | 作成日時:2018年1月21日 18時