第25話 ページ30
Noside
「綺麗な色ですね」
入出がアンプルを見ながら言う。
「そっ…そうだろ！？
希釈してない原液なんだ！！
本来はジャングルの猛獣よけに生成したんだがね！
この透明感と深い色合い…
たまらないだろ！？」
興奮した様子で入出の穴という穴にグサグサアンプルを刺していく路々森。
「流石あっきーだ
君ならわかってくれると思ってた」
「ふがふが」
入出の顔が酷いことに…
「ちょっと！！
割れたらどうすんですか！！！」
「え？そりゃ死ぬさ〜」
「テメーも反抗しろ！！」
「路々森」
このふざけた空気の中忍霧は真面目に話しかけた。
「なぜそんなものを持っている…？」
「………知らないのかザッくん
最近は夜道も物騒なんだぜ
イマドキの女子はみんな痴漢防止にマイ・ポイズンを所持している」
「マ
マイ・ポイズン…！？
し…知らなかった…俺は男子校だから…」
「ねーよ！！」
人の話を信じすぎだろう。
「Aだって包丁を持っているし！
なぁA♪」
『持ってます！』
やはり皆の頭の中に某夢の国スマホアプリが浮かぶ。
「ほら
ひーみんだってこうして武装しているだろう
何事も用心なのだよ
ねぇひーみん♪」
Aと同様に頭の中にそれぞれのひーみんイメージが浮かぶ。
「そうですね…自己防衛は大切です」
「テメーらは過剰防衛！！」
«ピンポンパンフェ〜〜〜〜〜»
«グッモーニン！»
«パカでございます»
«第4ゲーム開始から一夜が明けましたね»
«皆様ご健勝でなにより»
「ツムギこれ食え！」
駆堂はハンバーガーの奥の方に残っていたピーマンをツムギに食べさせ伊奈葉を呼んだ。
「おいヒミコお茶！」
「は、はひ」
«！？»
«我が愛しの茜様と伊奈葉様にそのような亭主関白な…羨ましい！！しかも二股！！»
スピーカーの奥でギリギリ歯ぎしりをしている。…確かにツムギに亭主関白なのは羨ましいが。
「おう
これ放送切れねェのかい」
「堪えるにゃカイさん」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
プリンの詰め合わせ
ラッキーパーソン
マキノ
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作者名：奈無 x他2人 | 作成日時：2018年1月21日 18時
