【名探偵コナン】ケセラセラ

42話　言えてる ページ45

「うるせぇ!!!!皆消えればいいんだ!!!」

なぜこうなる。

遡ること数分前

田「やっと免許手に入るな！」

『エンストしまくってたのによく卒検合格できたな』

田「俺、車買うならAT車にするわ」

『男は黙ってマニュアルじゃねぇのかよ。
　しっかり挫折してんじゃん』

田「黙れ」

『お前がな』

田「」

田中と免許発行を待ってたとき
中年男性が奇声を発した

男「なんで俺が免許取り消しなんだ!!」

田「何あれ」

『見るんじゃありません』

係「お客様！お静かにお願い致します！」

そして冒頭に戻る

男「うぅうう。」

『うわ泣き出したぞ気持ち悪』

田「そういうこと言うんじゃありません」

男「そうだ…皆消えれば俺だけじゃない」

田「とんでもねぇこと言い出したぞ」

『それな』

男「俺だけなんて不公平だぁ!!!」

田「えっ」

『』

男「動くな!!動いたらこの女を刺すぞ!!」

この女とは

私である。

男は泣き出したと思ったら
懐からナイフを取り出し
近くにいたAを人質にとった

田「み、深海ぃいい!?お前なんなの!?
　 事件ホイホイなの!?巻き込まれ過ぎじゃね!?」

『言えてる』

因みにここは長野免許センター
新野署にも近い

ここで事件が起きれば出向する警察官は…

もうわかるだろう。

「おい！わけわからねぇこと言ってないでナイフ降ろせ！」

「名は体を表す。まさしくこの事ですね」

ほーらやっぱり。

敢「罪重根暗(つみかさねくら)！人質を放せ！」

『ブハッwww』

あっやべ思わず。

敢「!?お、お前!!」

高「Aさん!?」

うわ二人とも驚いてる。

そりゃそうだずっと俯いてて
この男の名前を聞き吹き出して顔を上げたのだから

罪「わ…笑ったな？俺の名前を笑ったな！？」

いやだって高明さんが
名が体を表すとか言うから。

『いや。私が笑ってしまったのはあそこにいる
　イケメン警部のせいです』

指を指した相手は
勿論高明さん。

高「えっ」

罪「どいつもこいつも…減点されるたびに…
　 名前を見て納得顔したり…笑ったりと…」

いやそれ減点されるような運転しなきゃいいだろ。

罪「もういい。お前は殺す」

殺気が出てるはずなのに
なんかヘナヘナしている

"罪重根暗！"

"根暗！"

ッ

『グッ…ﾌｯwwwwww』

罪「ッッ!!シねぇえええ!!」

ナイフを振りかざす男

敢「ばっ！やめろ!!!」

田「深海!!!」

高「Aさん!!!」

田中…毎度名前叫んでくれるな。

安心しろ負けん。

バキッ!!

罪「ぐあっ!!」

43話　気色悪い→←41話　揃って尊い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す