【名探偵コナン】ケセラセラ

4話　無茶しないでくださいね ページ5

松田さんのスパダリを感じつつ

刑事さんたちと事情聴取中

萩「Aちゃん一人だったの？」

いつの間にか復活した萩原さん

松「親は仕事か？つか日中に中学生が家で寝てるってサボりか？」

怒りを納めた松田さんも
一緒に事情聴取をしてる

『あーいや両親は数年前に他界してまして』

心が痛む

こういった話は相手に気を使わせる

事情聴取を取っていた刑事さん含め
萩原さん松田さんは
しまったというような顔を見せる

松「わりぃ。」

『大丈夫ですよ』

刑「じゃあ一人でマンションに？」

『いえずっと施設で暮らしてまして、中学生になったら独り暮らしさせてもらう予定で。別の場所に住むんです』

萩「えっ独り暮らし!?」

松「まじか。大丈夫なのか？その金銭面的にも」

優しいなスパダリか。

『はい。両親が私に残してくれた分の通帳があって。金銭面的には大丈夫です。独り暮らしでこのマンションは大きいので、、、』

刑「そうか。申し訳ないが家のものは」

『あっ大丈夫です。引っ越しは終わっていて、部屋には何もなかったので』

その後も色々聞かれ上手く答えた
新しい家までパトカーで送ってくれるらしい

萩「Aちゃん本当にごめんね。それとありがとうね」

『いえいえ。これからは防護服着てくださいね』

小さく返事をする萩原さん

松「くどいようだが本当にありがとな。」

『とんでもないです。こちらこそご迷惑おかけしました』

迷惑なんてかけられてねぇよ。
私の頭をポンポンしながら言う松田さん

『まじか。スパダリかよ。』

二人がキョトンとする

んﾞんっと咳払いをして萩原さんを見る

『もう無茶しないでくださいね。勿論松田さんも』

萩･松「「ああ！･ああ。」」


二人と別れパトカーで家まで送ってもらう

『ありがとうございました！』

刑事さんたちは手を振って消えてった

危ねぇ。
住所が書かれてる紙吹っ飛ばなくてよかった。

『えっと202だからここか。』

あのマンションに比べると安っぽく見えてしまうが
独り暮らしには贅沢なアパートだ

ガチャ

『お邪魔しまーす』

あ、まんま前世の私の部屋に似てる。

制服のままベッドに倒れる

『疲れた。制服汚れちゃったな。

　本当に転生してたんだ…

　本当に名探偵コナンの世界なんだ…

　本当に助けることができたんだ…

　ぁぁぁああﾞほんとよかったﾞぁぁあ…。』

これからどうするか。
いやもう決まってる。

助けよう。手の届く範囲なんだから。


『ケセラセラ』

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