【名探偵コナン】ケセラセラ

37話　こわい。 ページ40

『まず他県から合宿に来てたとしても今は他県なだけ。
　出身は長野で、本当は1度この教習所に
　入校したことがある人がいたとしたら？』

田「えっじゃあ教官と知り合い？」

『知り合いっていっても教官の方は覚えてたか
　わかんないよ。毎日入校生はいるし。

　ただ、入校生の方はわかるだろうね。
　教官の名前も1度来たことがあるなら
　その教官があの車庫で煙草を吸っていたことも』

田「煙草？なんでそれを」

『あー警察来る前に遺体に近づいたんだけど
　微かに煙草の匂いしたし胸ポケットに煙草入ってたから

　ここの喫煙所は一つしかないから
　教習生と一緒が嫌なら別のとこで吸うし

　もし他の教官が犯人なら教習生の多いいこの時間帯は
　狙わず、終わりの時間にやるだろうし』

田「まて、じゃあ犯人は教習生で現場の近くにいた…」

顔を青ざめる田中

『そっあの人。井上和彦』

田「いやいや！！つかなんであの人が長野出身地って」

『ああ。名簿の名前の質圧の会話覚えてる？』

田「え、ああ。質圧濃くて怖いって言ったら井上さんも怖いって」

『それ、怖いじゃなくてこわい。
　長野の方言で「濃い。」…………』

やっちまった。

高「長野では濃いをこわいといいますからね」

敢「よく知ってたな」

真後ろにいた二人

推理を話すのに夢中になっていた。

背後に近づくもう1人のってコナンか!!!!

高「なんとここまでの推理力があるとは驚きです」

敢「アンタただのオタクじゃないだろ」

こわいこわい。

いや濃いじゃなくて怖いね

『あ、あはは。勘ですけどね？』


二人は井上を呼び

私がさっき言った推理を話した

動揺は見せたものの

しらを切る

『ねぇ井上さんブレスレットどうしたんですか？』

井「ッ！」

『４時限目が始まるときは付けてましたよね？』

井「い、いや！か、痒くなっちゃって外したんだ！」

『金アレですか？』

井「そ、そう！」

『へぇならネックレスも外した方がいんじゃないですか？』

井「！」

下手な嘘つくなよな。

『ブレスレットに付いてしまったんでしょ？
　上田教官を撲殺した時に飛んだ返り血が』

井「ッ…」

顔を苦くする

敢「そのブレスレットを出せ」

大和警部が詰める

井「い、いやす、捨てちゃって」

高「どこにですか？探してきましょう」

更に詰める諸伏警部

『捨てたなんてありえないでしょ。
　あれペアルックですよね？』

井「………」

あのペアルックには

K・Mと彫られていたはず

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