【名探偵コナン】ケセラセラ

30話　バイト帰りです ページ33

"おめでとう"

何人からも同じような内容がメールで送られてくる
そう今日は18歳の誕生日なのだ

萩原の提案である月一集まりは
なんだかんだ集まっているが6人揃ったことは一度もない

なにせ公安が二人1人は死人扱いだからだ

三人は知らないだろう察してはいると思うが

切ないな。生きてるって言えず。

『ま。今はそれより伊達さんだ』

パソコンに写し出されているのは
警視庁捜査一課のデータ

伊達さんが張り込みを始めたらしい

『いつの張り込みの日かわからんからなぁ…』

張り込み日にはいつもその場付近にいるが
割と疲れる

学校にバイトに張り込み刑事の張り込み

『いや前世よりしんど。つか学校しんど。』

そして今日も張り込み日だ

『まぁ助けられるのならこんな疲労どうってことないわね』

口調が戻る
実を言うと転生してから口調を変えてた
主に素のとき

元は哀ちゃんみたいな口調なのだよ。

〜しなさいとかうるさいわよとか

いや流石にね
年齢が若いから若めにしてるけど。

そんなどうでもいいことを思いつつ
張り込み現場に足を運ぶ

現在午前3時半
完全に補導される時間だわ。

まぁ制服着てないしバレないべ()
※良い子は年齢別に補導時間前にお家に帰りましょう


二人にバレないよう見張っていると

明らかに速度超過のトラックを見つける
運転席のドライバーはあくびをし
時折頭が揺れている

あれか!!

その時伊達が落とした警察手帳を拾おうとしていた

『まぁぁあてぇえええええ！！！！』

とんでもねぇスピードで
大声を出しながら近づいてくるA

高「えっ!?ﾋｨ!!」

そんなAに高木は気づき
小さな悲鳴を上げる

それと同時に
伊達と高木の腕を掴み精一杯の力で後ろに引く

伊「うお!!?」

高「うぇっ!」


ドカン!!

数秒後
伊達がいた辺りをトラックが通り
ガードレールにぶつかった

『あっぶね。まじ危ねぇ。』

目をパチパチさせ漏らす

伊「なっ嘘だろ…」

今起きたことに驚き言葉を失う

高「あ、危なかったですね…この方が助けてくれなければ…」

恐怖に怯える高木

いやそれより。

『伊達さん!!ドライバーの安否確認!!
　たっ…そっちのお巡りさんは警察と救急車に連絡！』

危な。高木さんって言おうとしちゃったよ。

伊「お、おう！高木！」

高「はい！」

伊達さんとドライバーの安否確認にをし
警察と救急車が到着する

伊「そういえば譲ちゃんはなんでここに？」

『ああ。バイト帰りです』

後々後悔する
この言葉に

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