【名探偵コナン】ケセラセラ

3話　思いっきりお願いします。 ページ4

萩「･ ･ ･ 。」

俯いたまま動かない彼に声をかける

『えと、あのお兄さん？どこか怪我して…』

ガバッ

えっ。

萩「ごめん。一般人の君を危険に晒した。怖かったよね」

なんだ、

『そんなことですか。』

萩「え、そんなこと!?」

心底驚いた顔を向ける彼に

『居合わせたのは避難の呼び掛けに気付かなかった私が悪いですし、なにより爆弾しかけた人が悪いです。』

きょとんとした顔を見せる

『ただ私がいなかったらお兄さんは防護服を着ずにシェルターに気付かず、大怪我。で済めばいいですが最悪命を落としてたんですよ？』

その言葉に罰が悪そうにする

萩「ご、ごめ…」

『なので！ごめんよりありがとうが嬉しいです』

目を見開き、数秒後静かに微笑み

萩「ありがとう」

『フフ。どういたしまして』




「てんめぇぇえええ！！！！何考えてんだ！！！」

萩「ご、ごめんって！！ほんと！ごめんって！じんぺ((

ドコﾞっ!!

うっわ痛そう。
頼んだの私だけど。


数分前

下まで降りマンションを出た二人

萩「あっおーい！陣平ちゃーん！！」

彼、もといい萩原さんは
幼馴染の彼を呼ぶ。

『あの萩原さん？あの人は？』

萩「ああ、同僚で俺の幼馴染の松田陣平だよ！」

嬉しそうに言う彼

知ってる。小さい頃から一緒だもんね。
所属も一緒で。でも、

松田さんの事だしぶん殴られるんじゃ…あっそうだ。

松「おい！！萩原！！お前！！」

ズカズカと近くまで来た彼に伝える

『あの松田さん。萩原さんは爆弾目の前にして防護服を着ずに悠長に煙草を吹かし、余裕ぶっこいて解体せず放置してました。』

松「はﾞぁん？？」

萩「えっちょAちゃん!?」

ちなみに自己紹介はマンションを出る前に
歩きながら済ました。

って名前呼びかい。

『なので…思いっきりお願いします。』

拳を出し懇願する。

松「おう。任せろ。」

萩「えっえっ。」

顔を青くする萩原さん。


松「てんめぇぇえええ！！！何考えてんだ！！！」

萩「ご、ごめんって！！ほんと！ごめんって！じんぺ((

ドコﾞっ!!

御愁傷様です。


松「んで嬢ちゃんはなんで中にいたんだ？」

『あ、それが眠りこけてて避難し遅れてしまって』

松田さんとも自己紹介を済ませ
マンションにいた経緯を話す

萩原さんは地面に倒れてます。

『でも萩原さんに助けてもらったので大丈夫です』

萩「！Aちゃん！」

ドガッ

うわ。

松「こっちこそこの馬鹿を助けてくれてありがとな」

うわスパダリだ。

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