【名探偵コナン】ケセラセラ

24話　やれるもんならやってみな ページ26

男は下に逃げず
わざわざ逃げ場のない屋上に逃げる

それを追う三人

いやえ？馬鹿なの？
なんで下に逃げないの？馬鹿なの？

降谷さんたちもきっと呆れてるぞ？

と考えながら降谷さんたちがいるビルを
男と同様に配管をつたって屋上を目指す

あと少しのとこで動きを止める

上を見上げれば柵を背にした男が見える

降「わざわざ逃げ場のないここに逃げるとは」

あ、ほら呆れてるじゃん

諸「流石に驚いたな」

あﾞーいい声。尊い。

風「さぁもう逃げられないぞ」

風見さんがそう言うと
男は持っていた紙袋からそれを取り出す

男「へ、へへっ。ここに来たのはお前らを撃つためだ！」

いや屋上に来なくても良くね？

風「なっ!?」

降「しまった密輸品の一部をくすねていたのか」

男が銃を構えると同時に
3人も銃を構えるが

男「し、シねぇえ！」

トリガーに指をかける男

『弾…出ないよ』

4人「「！？」」

姿の見えない声に驚く

柵に手を伸ばし
軽々と体を持ち上げ
男のすぐ横に現れる

柵の上に立ち男を見下ろす

降・諸「「A・ちゃん !?」」

うわめっちゃ驚いてる。
そりゃそうか。

男「な、なんだお前!?こ、殺すぞ!!」

男は銃口をこちらに向ける

風「なっよせ!!」

降「クソッ」

諸「Aちゃん！」

3人は男に銃を向け叫ぶ

『ハッやれるもんならやってみな』

降谷さんたちは目を見開く

男はトリガーを……引く

ピコーン

その場に似つかない音がなる

『……やっぱ音変えようかな。ダサいね』

男「な、な…!?」

ライトの光に片目を瞑りながら言う
Aと弾の出ない銃に困惑をする男

降「……どういうことだ？」

驚きと若干の呆れを混ぜた声で聞く彼

諸「……………」

諸伏さんに関しては安堵と
降谷さん同様に呆れにより顔が引き攣っている

『この人が持ってるの私が美術で作ったLEDライトなんですよ。』

男・風「「えっ」」

本物の銃の入った紙袋を見せ

『私に見覚えないですか？当たり屋さん』

とニヤつく

男「！お、お前さっきぶつかった…！」

『ご名答。にしても落とした物の中身を確認せず建物に入り、更には逃げ場のない屋上に来るって…馬鹿ですね。』

呆れたように男を煽ると

男「なんだとこのクソガキ！！」

殴りかかってきた

が

『やかましい!!』

柵の上から男めがけて
ガチもんの銃が入った袋を投げる

男「ッ〜」

風「ﾋｯ…」

降・諸「「(うわ…)」」

的に狙った場所は
いわば男の急所

男は悶絶し3人は顔を青くする

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