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ひみつ20. ページ22

夜。
其れは、マフィアの時間。




『残業なんてついてない…』





一人で書類を手に、薄暗い廊下を歩いていた。
すると、何やら言い合いのような声が。


そっと、何事か確かめる為、聞き耳を立てる。





「…っだから!その事は、内密に頼む!」

「嗚呼、分かっているさ、俺を誰だと思ってるんだ、此処、ポートマフィアの構成員だぞ?」

「そ、そうだな…呉々も上層部にはバレぬ様…」

「勿論。バレやしないさ、だって」


これか、こいつらが裏切り者か。
思い立ったら行動は早い方なので。




『ふふ、聞いちゃった、お話中失礼』






「「え」」






満面の笑みで、部屋に入る。
すると顔を思いっきり引き攣らせた構成員と…





『あんた誰?』






「は!私は構成員の『莫迦、お前じゃない』






「わ、私!?」






『真逆とは言わないけど?首領の許可は降りてるわよね?〇△会社社長さん?笑』






真っ青になっていく社長と構成員の顔。
何これ楽しい。
太宰さんには悪いが、拷 問は私がしたいなぁ。
こんなに楽しいなんて知らなか…




太「Aちゃん、拷 問は私の仕事だよ」






『な、太宰さん!?私の仕事を取らんとってくださいよ!』






太「はぁ??私の仕事なのだけれど。取り敢えず、此奴ら連れてって。森さんとこ」






「君、得意でしょ?こーゆーの」
と、ニヤニヤしながら言われて腹が立つ。
だが、立場が上なのは太宰さんのわけで。
其れに私は逆らえないわけで。






『はーい…太宰さんのばーか!!シャンディガフ!!』





すっかり縮こまっていた構成員と社長を引っ掴んで、叫んだ。








『森さーん!!例の奴、連れてきたよー!!早く開けろや此のえ ろオヤジ!!』





ガチャッッっ。







森「Aちゃん!?!?その呼び方はどうかと思うけど!!あ…お客さんか、いらっしゃい…どうぞ」





『っ…』






「どうぞ」
その三文字で、この人がどれだけ恐ろしいのか、
改めて実感出来る。
怖すぎ。森さん。





構成員と社長が部屋に入るのを見届けると、
太宰さんがやっと来た。






『あら、遅いですねぇ??』







太「あら、遅いですねぇ??じゃないよ、この蛞蝓を連れてくるのに手間取ってただけだし」







『…あ、中也か』








中「手前らいい加減に…」





相当機嫌が悪いらしい。
寝起きか。
帰ったら癒してあげようかなぁなんて。






『んじゃ、執務室いるから…エル・ディアブロ』

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- 面白かったです!!!続き待ってます! (2020年4月29日 0時) (レス) id: d464d4c3f4 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年11月6日 22時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - 麦ちゃん さん» おめでとうございます!!!もう令和なってから3ヶ月と少し経つんですねぇ… (2019年8月12日 6時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - 令和元年おめでとうございます!! (2019年5月2日 4時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - 。負け犬団長さん» 趣味wwww合うでしょう!!きっと!wwあら!乱歩さん推しなんですか!?可愛いですよね、ラムネの瓶のビー玉出してーとか、ねるねるね〇ねのとか!← (2019年5月1日 23時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなやなか | 作成日時:2019年3月24日 23時

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