中原中也の裏の顔【文スト】

ひみつ１３． ページ15

中也の誕生日忘れてたわけじゃないんです。忙しくて書けなかったんです…後日かく！！書きます！


令和なりましたね！！！
おめでとうございます！！
どうかこれからもよろしくお願いします！！

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抱き締められた儘、耳元で云わないで。
そんな色めいた声で、云わないでよ…




中「手前は…可愛すぎる」



『そ、そんなこと！！てか、風呂入らなきゃ』



中「逃がさねェー」



『汚くなる！！』



中「ア？手前は何時も綺麗だろ？」



胸板を押し返そうとしても抱き締める力が強くて推し返せなかった。
クソだ…


抵抗するのをやめた。と云うか、諦めた。





『莫迦……すき』



中「はは、どっちだよ…俺も好きだ、大好き」



『私の方が好きだもん』



中「そうだよ」



『え』



中「俺は愛してる」



『ふ、さっきのテレビのカップルさんみたいじゃん』



丁度先程映っていたのだ。
平成から令和にかけて結婚式を挙げているカップルが。
記念日を忘れられない日にするとかで。




中「取り敢えず、もう一回接吻させろ」



『うん…んぅっ…ふっ…ん』



中「ん…A……っん」




ねじ込んできた暑い舌を受け入れ絡める。
艶かしい水音が、やけに部屋に響く。

テレビを消したからか。




『ん、はぁん、、、中也…お願い…』



中「…は、あ？何だよ…云ってみろ」



『お風呂上がったら…待ってるから』



中「…下手くそ」



『もう誘わない』



中「悪かったって…風呂…行ってこい」



『ん…また後でね』





珍しく私から誘うなんて。
中也は如何思っただろうか。
取り敢えず、風呂行けるし良かった。



風呂に入って汗を洗い流し、出来るだけ身体の隅々まで綺麗にして、風呂上がりにヘアトリートメントをつけて、脱衣場を出た。

『中也、風呂上がったー』



中「おーじゃあ、行ってくる」




ポンっと頭に手を置かれて、「寝るなよ？」と云われた。


恥ずかしくて、
『寝ないし！！はよ風呂行け！！』
と、乱暴になった私の言葉も、さらっとかわして脱衣場に消えてった中也。

私は寝室に行き、布団に入る。
中也が来る迄、スマホをいじった。




中「おい」



『あ、中也きたー』



中「何してたンだよ」



『太中の漫画読んでた』



中「太中…？」



『深く考えない方が身のためだと思う。そんなことより早く…来てよ』



中「…今日の手前、なんか大胆だな」



『いいでしょ、偶には…ね、早くきて』

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