中原中也の裏の顔【文スト】

ひみつ４． ページ5

中「着いた…って、おい…」


さっきから、急に静かになったと思えば、寝てたのか此奴。

ポートマフィアは常に多忙だ。
寝不足との戦い。
任務に、報告書に、その他諸々。
助手席で、折角気持ちよさそうにスヤスヤ寝てる此奴を起こしたくないが、未だ仕事は終わっちゃいねェ。



中「おい、仕事中に寝るとはいい度胸じゃねェか」



『・・・』



中「…起きろ」



『・・・』



中「起きねェと接吻すン『起きた』チッ」





気に食わねェ女。
「接吻」のワードが出るなり、起きるし。
タイミング悪すぎだろ。
起きるなら、もっと早く起きろよ。





中「…無駄な期待させてンじゃねェよ」



『ん？何だって？期待？』



中「何でもねェ、ほら行くぞ」




俺らは車を降りて、エレベーターに乗った。
此のビルの最上階が確かドレスやらなんやらあった気がする。
ちーんという音と共に最上階に着いた。




オーナー「おや、これはこれは…お久しぶりですね」



『あー久しぶりだね〜、何年ぶりかなぁ、此処』



オーナー「A様が6歳の頃には、よく来られてましたねぇ」



『そうだった〜、あ、今日はねパーティー用のドレスの事で来たんだけど』



中「俺のもよろしく頼む」



『てな訳だから！よろしく！』



オーナー「かしこまりました」





此処のオーナーとは知り合いで、幼い頃はよく遊びに来ていた。
幼い頃と云えば、Aに無理矢理ドレス着せられた苦い思い出が多々…



それぞれが別室に移動し、着替えてロビーに戻った。





オーナー「中也様、こちらでお待ちになられてください。どうぞ」



中「嗚呼、悪いな。有難う」



出されたコーヒーを飲みつつ、Aを待った。

少しくらいは成長しているのか…





『ごめん、遅くなって』



中「おー………。」



『どう？』



中「…馬子にも衣装だな」



『ちょ、どう云う意味よ！それ！』






…思ったより成長してた。


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更新遅れてすみません。、。

お気に入りやら、評価有難うございます！！
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