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ひみつ15. ページ17

朝。


起きたら、黒社会最悪の二人に挟まれてました、なんて。



誰も信じられない、否、信じたくない。





『・・・はぁ』




昨夜の事を思い出すだけでも疲れる。
二人に同時に求められて。
1回戦で終わればいいものを3回戦まで突入した時は死ぬかと思った。



くるっと向きを変えて包帯ぐるぐる野郎を連れてきた当人を見ると、ぐっすり眠っている。



『中也…覚えとけよ…絶対あとで「んー」へ?』



眠る中也にデコピンを食らわそうとした時、後ろから抱き寄せられた。


抱き寄せられた…?



『太宰さん』



太「・・・」



『起きてるんでしょ?』



太「・・・ふふ、気づいた?」



『当たり前じゃないですか、てか離してください』



太「やーだ、ね。一寸こっち向いて」



『はぁ?』



太「いいから、ね?」



抱き寄せられたまま、頭だけ動かして上を向くと思ってたより彼の顔が近くにあって驚いた。

反射的に下を向こうとすると、太宰さんによって遮られる。


其の儘、深いキスが落とされた。



『んっ、、、ふ、、ぁ』



太「んー…っ…ぁ…ふっ、、」




ぼーっとした頭で考える。



この状況が中也にバレる

また昨夜のようにされ兼ねない

本格的に腰が死ぬ



いつの間にか私の胸あたりにきていた太宰さんの手を全力でつねった。




太「痛ぁっ!?」



『はぁ…やめてくださいよ、、目の前に彼氏がいるのに』



太「じゃあ、中也が居ない時ならかまわないと云う事かい?」



ニコニコ笑顔(きらーん)で返された。
すごい解釈だな。



『良いわけないでしょ』



太「えーじゃあ、私と浮気しない?」



『それ意味同じですけど』



太「そう?でもAちゃんも感じてたでしょ?」



『え?』




耳に触れる彼のくせっ毛が擽ったい。
そんな距離でこのイケボに囁かれたんだ。






「足りないんでしょ?明日の夜待ってるから」








と。









其れから中也を起こし、普通に出勤し、溜まった報告書やらを纏めていると、日付けは変わっていた。



『これを首領にっと…』




独り言を呟き乍ら執務室を出ると、太宰さんが壁にもたれかかっていた。




太「やぁ、Aちゃん」



『太宰…さん、お疲れ様でしたー』



太「一寸!!待ってよ、森さんのところ行くんでしょ?私も用あるし一緒に…」



『結構です』



太「冷たいー!!…明日の夜は絶対…ね?」


そう云う彼の瞳は妖しく光っていた。

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- 面白かったです!!!続き待ってます! (2020年4月29日 0時) (レス) id: d464d4c3f4 (このIDを非表示/違反報告)
★ayaka★(プロフ) - 面白かったです。続き待ってます (2019年11月6日 22時) (レス) id: 65fd904e63 (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - 麦ちゃん さん» おめでとうございます!!!もう令和なってから3ヶ月と少し経つんですねぇ… (2019年8月12日 6時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)
麦ちゃん - 令和元年おめでとうございます!! (2019年5月2日 4時) (レス) id: ad939e8b4e (このIDを非表示/違反報告)
かなやなか(プロフ) - 。負け犬団長さん» 趣味wwww合うでしょう!!きっと!wwあら!乱歩さん推しなんですか!?可愛いですよね、ラムネの瓶のビー玉出してーとか、ねるねるね〇ねのとか!← (2019年5月1日 23時) (レス) id: caa16effcf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:かなやなか | 作成日時:2019年3月24日 23時

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