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ご褒美。 #愛蔵 ページ34

センター試験1日目、お疲れ様です！
明日も頑張ってください！

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やっと1日目終了。
今まで頑張ったかいがあり、結構できた気がする。


あとは愛しの彼が待つ家へ帰るだけ…
ナニ、アノヒトダカリ。


人が出ていく試験会場の窓から、ふと下を見ると、人だかりが門のところにできていた。


門を通らないと帰れぬ。
↓
人だかりを通過せねばならぬ。
↓
女子の黄色い歓声が間近でうるさい。
↓
↓
↓
【速報】面倒臭いの確定。
【速報】面倒臭いの確定。
【速報】面倒臭いの確定。


頭の中に【速報】が流れた。
早く帰りたいのに。


イライラしながら教室を出て、下駄箱で靴を履き替えて、門の手前で気づく。


数多の女子に囲まれている人物。

それは私もよくよく知っている人物で。



あ『何故いる？』(口パク)


愛「あ」


あ『だから何故』(※口パクです)


愛「ごめんねー通してー」



周りの女子に謝りながら、こちらに来ようとした愛しの彼。愛蔵を確認した。
私はその場から颯爽と立ち去った。

え？なんで？って？？
面倒臭いじゃん。あんなの。←



小走りに近づいてくる足音が後ろからする。





ギュッ「っはぁ…！やっと追いついたー」


あ『チッ』


愛「なんで舌打ちすんの！？待っててやったのに」


あ『待っててなんか言ってないし…』


愛「そうだけど…」


あーあーシュンって効果音聞こえた気がしたよー
もー君はなんなんだ。何しに来たのさ←



あ『てかなんで？』


愛「え？だから、Aを待ってて」


あ『違うわ、アホか。何故、身バレしてんの？？』


愛「偶然か必然か…」


あ『なわけなかろーが。まあいいや、帰ろーっと』



抱きついてきた彼を押しのけ、一人でスタスタと前を歩き出す。

私達は付き合ってるけど、こんな感じだ。
ベタベタもしない。滅多に。うん。←
それも私の性格に原因があるんだけどね()



愛「待てよ…ん」


あ『え？何…』


愛「手繋ごって言ってんの。それくらい分かれよ」


あ『え…あ…はい』


愛「そうじゃなくて」



普通に繋いだら、恋人繋ぎにやり直された手。
自分からしたくせに少しだけ紅潮してる頬。
ぶっきらぼうって言葉がこれ程似合う人いる？？レベルの隣を歩く彼。




あ『ふw』


愛「何笑ってんだよ」


あ『んーなんとなく』


愛「明日も試験あるんだろ？」


あ『うん』


愛「頑張れよ、試験終わったら…ね？」


あ『え？』


あら、素敵な予感。

ツンツンツンデレ#勇次郎→←いつも通り？#愛蔵

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