ボクのモノになりなよ【飴村乱数】《完結》

１１話 ページ12

『でも、あの女性方はどうするの……？』




帝統「嗚呼、気にしなくていいぜ」









幻太郎「乱数が外に出ると囲まれる。
小生たちが一緒にいたら尚更。




これくらい、慣れっこですから。









小生たちが離れれば、皆さんも離れてくださるんですよ」





『へぇ、……さすがシブヤ代表ってだけあるねっ！』









乱数「Aもハラジュク代表でしょ〜？」





『ん〜、皆みたいに有名ではないからꉂ(ˊᗜˋ*)ヶﾗヶﾗ』









「ね、あの女の子……」


「うん、……やっぱり、ハラジュクの、…」


「美男美女……さすがハラジュクの一番美人。
お目が高い」









乱数「って、言ってる側から噂されてるよ？？」





『そうみたいだね……』









ハラジュク一番美人だなんて……
言い過ぎだよ、それは。









幻太郎「ではもうそろそろ行きましょう」




帝統「おーっし、帰ったら何すんだ！？」









『まずはサイズ決めたかなぁ。
その、……て、手伝ってくれる…………、？』









乱数「……！
ふふ、勿論だよっ！」






幻太郎「勿論ですよ。


小生から手伝うと言いましたし、
今から身を引くなんてできません」






帝統「もちろん手伝うぜ！
腕がなるな〜！！」









『帝統さんは工作系が得意そうだもんね。


幻太郎さんは採寸とか、……。





そして乱数君はデザインと塗装。

お互いの個性で素敵な作品が作れると思うよ』









乱数「よくわかったね、ボク、そーいう系、大得意！！」





幻太郎「確かに採寸などは出来ますよ」





帝統「工作は得意だぜ！
楽しいからな！」









『私はどれも苦手……』









「「「え、？」」」









乱数「あ、あはは、何言ってるの〜？
Aってばプロでしょ〜？」







『プロって言うほどプロじゃないよ？



それに、私は元々作る系が苦手なの。
板は割れるし、サイズの採寸は間違うし……。






でも、作ってて楽しい。
楽しく作るのが好き。




デザインを書いて、自分の思い通りに材料を操るのが好き。






色をカラフルに塗るのも、
透明にコーティングするのも、好きなの。





だから私はインテリアコーディネーターをやる。









もし、画力がなくても。
私はきっと、この仕事をやってたと思うなぁ、……』









乱数「Aって、不思議だよね〜！！」





『乱数君に言われたら尚更ショック』









乱数「ボク泣くよっ！？」

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